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施設の中でのみ利用させたいデバイスの緯度経度を利用し、あらかじめ指定しておいた範囲から外れた場合にデバイスをロックする機能を、CLOMO では「ジオフェンス」機能と呼んでいます。

このジオフェンス機能を利用すれば、例えば大型商業施設などを運用する企業で、施設の中でのみ利用可能なデバイスを配布する場合、所定の場所から移動すると同時にデバイスをロックすることができます。

これにより、従業員による意図しない持ち出しからの情報漏えい対策や、デバイスの紛失による情報漏えい、盗難時の情報漏えいの防止に役立ちます。

ジオフェンス機能について

ジオフェンス機能は、CLOMO MDM Agent for Android ver. 2.9.0 以上、Android 6.0 以上のデバイスで利用できます。Android デバイスの緯度経度を検知して、デバイスがあらかじめ指定した範囲から外れたときにロックをかけることができます。

また、指定範囲外となった場合にデバイスをロックするだけでなく、紛失モードにすることも可能です。さらには、指定範囲内にデバイスが戻ってきた場合、そのロックを自動で解除する設定もあります。

ジオフェンス機能利用時の注意点

  • 自動ロック解除を OFF にすると、管理者がコマンドでロックを解除する必要があります。
  • デバイスの位置情報が「高精度」ではない場合、正確な位置情報が取得できないため、デバイスが範囲外にあってもロックがかからないことがあります。
  • ジオサイト(指定範囲の設定)の最小半径は50mですが、GPS やネットワークの精度によって誤差が生じる場合があります。
  • リアルタイムで位置情報を把握しジオフェンス機能を利用する場合、モバイルネットワークで接続する必要があります。Wi-Fi ネットワークでは正確な位置を取得できませんので、ご注意ください。

ジオフェンスの設定