文字サイズ

QR コードを生成して画面に表示し、読み取ることで、CLOMO 管理下に登録させたいデバイスの設定過程を自動でプロビジョニングができます。

作成したQRコードは、画像として転送し利用することはもちろん、印刷して紙のものを読み込むことでプロビジョニングすることもできます。そのため、プロビジョニング用に専用端末を準備する必要もありません。

※ Android 10 の特定機種は「QR コードプロビジョニング」に対応していませんのでご注意ください。

ご利用の機種によって、自動で画面が遷移しない場合があります。
その場合、手動で「CLOMO MDM Agent」アプリを起動して操作を進めてください。

目次

STARTER アプリをダウンロードする

CLOMO MDM STARTER for Android を Google Play にて検索し、デバイスへのインストールが必要です。

1. デバイスのホーム画面で「Google Play アプリ」を選択します。

2. 検索欄に「CLOMO MDM STARTER for Android」と入力し、検索します。

3. 検索して、表示される CLOMO MDM STARTER for Android を選択します。

4. 「インストール」を選択します。

5.インストール完了後、表示されたアプリアイコンを選択します。

プロビジョニングデータを作成する

1. 「CLOMO MDM STARTER for Android」を起動するとアクセス許可のダイアログが表示されます。「許可」を選択し、画面を左に送ると表示される「GET STARTED」を選択します。

2.「プロビジョニングデータを作成してください」画面が表示された右下の「+」を選択します。

3. 新規作成画面から設定項目を入力していきます。

設定項目

設定項目説明
タイトルプロビジョニングファイルのタイトルを入力します。
プロビジョニング方式QR コードを選択します。
Wi-Fi SSID接続する Wi-Fi の SSID を入力します。
Wi-Fi パスワード接続する Wi-Fi のパスワードを入力します。
非公開ネットワークネットワークの状態を選択します。
Wi-Fi セキュリティWi-Fi のセキュリティの種類を選択します。
Wi-Fi プロキシWi-Fi プロキシの設定をおこないます。
タイムゾーンタイムゾーンを選択します。
ロケール言語や国・地域を選択します。
暗号化スキップ暗号化スキップの選択をおこないます。
全てのシステムアプリを有効化全てのシステムアプリの有効化を選択します。
ドメイン名デバイスを管理する CLOMO のドメイン名を入力します。
共通パスコードCLOMO にログインするためのパスコードを入力します。

※ 共通パスコードの確認方法は「CLOMO PANEL で共通パスコードを確認する」をご参照ください。
※ STARTERアプリの「全てのシステムアプリを有効化」では、システムアプリとプリインストールアプリの両方を制御します。
一方、AndroidEnterprise 初期設定プロファイルでは、全てのアプリを非表示とした状態でシステムフラグを持つシステムアプリを表示するか否かを制御します。詳しくは以下の表をご確認ください。

Android Enterprise 初期設定ファイル 設定ありAndroid Enterprise 初期設定ファイル 設定なし
STARTER 設定ありシステムアプリ:インストールされる
プリインアプリ:インストールされる
システムアプリ:インストールされる
プリインアプリ:インストールされる
STARTER 設定なしシステムアプリ:インストールされる
プリインアプリ:インストールされない
システムアプリ:インストールされない
プリインアプリ:インストールされない

4. 「実行」を選択します。

5. QR コード画面が表示されます。以上でプロビジョニングデータの作成は完了です。

QR コードでプロビジョニングする

1. QR コードでプロビジョニングをおこなうデバイスの初期設定画面のようこその下部分を連続でタップしてください。

2. 規程回数になると以下の画像のような表示が出ます。

3. 画面の指示に従った回数のタップをおこなうと、QR コードのセットアップ画面が表示されます。「次へ」を選択してください。

ご使用のデバイスによっては起動方法が異なる場合があります。起動ができない場合は、ご利用のデバイスのキャリア、またはメーカーにお問い合わせください。

4. QR コードリーダーが起動します。作成したプロビジョニングデータの QR コードを読み取ってください。

※ ご利用のデバイスによっては、QR コードリーダーをインストールするため Wi-Fi の入力画面が表示されることがあります。その場合は Wi-Fi の設定を入力してください。

5.「同意して続行」を選択します。

6. 仕事用端末に設定されます。

7. (Android 11以上の場合のみ)「Fully Managed Device/Dedicated device」または「Work Profile on company-owned 」を選択します。

Android 11以上でない場合は手順9へお進みください。

8. (Android 11以上の場合のみ)セットアップウィザード完了後に CLOMO MDM Agent for Android を起動します。

「Work Profile on company-owned」を選択の場合は「仕事領域」のCLOMO MDM Agent for Androidを起動してください

9. 表示されるセットアップ画面の「はじめる」を選択します。

10. 「Google アカウント方式」または「Google Play アカウント方式」を選択します。

Google Play アカウント方式のセットアップ

1.「Google Play アカウントを使用」を選択し、「次へ」を選択します。

2. 認証画面のドメインとパスコードは入力の必要がありませんので「次へ」を選択します。

機種によってはドメイン入力画面が自動的に表示されない場合があります。
デバイスにインストールされた CLOMO MDM Agent for Android を選択し、手動でドメイン入力画面を表示してください。

3. 更新画面が表示されます。

4. CLOMO アカウントを入力します。

5. 認証後、画面が順次切り替わります。

6. セットアップの完了画面の「完了」を選択します。

Google アカウント方式のセットアップ

1. 「Google アカウントを使用」を選択し、「次へ」を選択します。

2.Google アカウントのメールアドレスを入力します。

3. 「次へ」を選択します。

4. Google アカウントのパスワードを入力します。

5. 「次へ」を選択します。

6. 「同意する」を選択します。

7. 「同意する」を選択します。

8. 「インストール」を選択します。

9. CLOMO MDM Agent for Android のダウンロードが開始されます。

10. 確認画面が表示されます。「インストール」を選択します。

11. ダウンロードの進行状況が表示されます。

12. 認証画面のドメインとパスコードを入力します。

※ 共通パスコードの確認方法は「CLOMO PANEL で共通パスコードを確認する」をご参照ください。

13. 「次へ」を選択します。

14. デバイスが認証されます。

15. 「セットアップの完了」画面で「完了」を選択すると設定が完了します。

MDM Agent for Android 画面構成

1ヘルプデバイス証明書のインストール方法とプライバシーポリシーを表示します。
2画面切り替え選択することで設定画面を切り替えます。
3基本情報アプリケーションをインストールしているデバイスの情報を表示します。
4メッセージ受信したメッセージを表示します。
5設定各項目を選択すると詳細が表示されます。

表示される各情報一覧

デバイス情報

アプリケーションをインストールしているデバイスの情報を表示します。

デバイス名デバイス名が表示されます。
OS バージョンOS バージョン情報が表示されます。
モデル名モデル名が表示されます。
シリアル番号シリアル番号が表示されます。
Wi-Fi MAC アドレスWi-Fi MAC アドレスが表示されます。
電話番号電話番号が表示されます。
キャリア携帯電話キャリアが表示されます。

アプリケーション情報

インストールしている CLOMO MDM Agent for Android の情報を表示します。

ドメインデバイスが登録されている CLOMO PANEL のドメイン名が表示されます。
バージョンCLOMO MDM Agent for Android アプリケーションのバージョン情報が表示されます。

デバイス管理設定

CLOMO PANEL からインストールされた管理プロファイルの内容を表示します。

「管理プロファイル」の「エージェント画面表示制御」にある「デバイス管理設定の表示」を「制限する」に設定した場合、設定は表示されません。

  • セキュリティーとプライバシー
  • デバイス制御
  • 通信制御
  • アプリ制御
  • ユーザー制御
  • エージェント制御
  • 仕事領域制御

管理プロファイル種別によって表示項目は異なります。詳細は「デバイスの管理方式」をご参照ください。

ウィルススキャン設定

CLOMO PANEL からインストールされた VirusScan 設定プロファイルの内容を表示します。

「VirusScan 設定プロファイル」の各設定を「無効にする」と設定した場合、設定は表示されません。

アンチウィルスアプリ情報アンチウィルスアプリバージョンが表示されます。
ウィルス定義バージョンが表示されます。
ウィルス定義最終更新日時が表示されます。
ウィルススキャン設定リアルタイムスキャンが表示されます。
スケジュールスキャンが表示されます。
ウィルス定義ファイルが自動更新されます。

デジタル証明書情報

証明書名デバイスにインストールした証明書名が表示されます。
有効期限デバイスにインストールした証明書の有効期限が表示されます。

サービス接続設定

Wi-Fi 設定プロファイル名と SSID が表示されます。

ジオフェンス設定

ジオサイト名ジオフェンス設定プロファイルで設定したジオサイト名が表示されます。

使用者ノート

管理者にメッセージを送る機能です。

診断設定

開発元への診断データの送信を許可または拒否に設定できます。

ログ

MDM Agent for Android のログが表示されます。

「管理プロファイル」の「エージェントの画面表示設定制御」にある「コマンドログの表示」を「制限する」に設定した場合、管理者が実行したコマンドログの表示が制限されます。

受信メッセージ一覧の確認

ホーム画面から受信したメッセージを確認することができます。

1.ホーム画面のメッセージ表示項目または「すべてのメッセージを見る」を選択すると「受信したメッセージ」一覧へ遷移します。

2.メッセージを選択すると「受信したメッセージ詳細」画面が表示されます。
受信したメッセージの本文に含まれる電話番号や URL を選択すると、電話発信、URL へのアクセスが可能です。

管理者にメッセージを送る

1. 設定画面の「使用者ノート」を選択します。

2. 右上のマークを選択します。

3. 編集画面にてメッセージを作成します。

※ 文字数上限は255文字で、絵文字は使用できません。

4. メッセージを入力後、「保存」を選択します。

5. 上部の矢印を選択すると設定画面に戻ります。

MDM Agent for Android 利用時の注意点

MDM Agent for Android のアップデート

CLOMO MDM Agent for Android のアップデートがあるかどうかは、Google Play の「マイアプリ&ゲーム」にて確認できます。

1. Google Play アプリを起動し、メニューを選択します。

2. 「マイアプリ&ゲーム」を選択します。

3. 「MDM for Android」アプリの右側に「更新」が表示されていれば、新しいバージョンにアプリケーションをアップデートできます。

また「自動更新」を有効にすると、アップデートと同時に自動更新がおこなわれます。自動更新させたくない場合はチェックを外してください。

1. Google Play アプリの「マイアプリ&ゲーム」からアプリケーション一覧の「MDM for Android」を選択します。

2. アプリケーション詳細情報画面の右上メニューを選択します。

3. 自動更新についているチェックを外すと、自動更新設定が解除されます。

言語設定

MDM Agent for Android の言語設定は、デバイス側の設定に依存します。ご利用のデバイスの設定にて言語設定を切り替えてご利用ください。

※ ご利用のデバイスによって設定項目名などが画像と異なります。

1. デバイスの「設定」アプリから「言語と入力」を選択します。

2. 「地域/言語」を選択します。

3. 「日本語」を選択し、「OK」を選択すると言語設定の切り替えは完了です。