iOS デバイスを CLOMO MDM から削除するには、管理パネルからデバイス情報の削除と併せて、MDM 構成プロファイルをアンインストールする必要があります。
管理パネルの削除だけでは、デバイス側は MDM のポリシーなどが適用されたままとなりますのでご注意ください。
※デバイスがオンラインであれば、MDM 構成プロファイルを削除するだけでも、管理パネル上で削除状態になります。
目次
デバイスの初期化を実施する場合
「制限プロファイル」にて「"すべてのコンテンツと設定を消去"を許可(監視対象のみ)」を制限している場合、デバイス側で初期化ができません。
デバイスを初期化したい場合、以下のいずれかの方法で初期化をおこなってください。
- 「制限設定プロファイル」にて「"すべてのコンテンツと設定を消去"を許可(監視対象のみ)」を解除し、デバイス側で初期化する。
- CLOMO PANEL から「デバイスの初期化」コマンドを実行する。
制限プロファイルを解除する
デバイスの初期化制限を解除するために、インストールした制限プロファイルを削除します。
1. CLOMO PANEL 「Devices」画面から該当のデバイスを選択します。
2. 「このデバイスの操作」から「構成プロファイルを削除」を選択します。
3. 「アンインストールする構成プロファイルを選択」のリストから選択します。
4. 実行を選択して完了します。
5. デバイス本体側で初期化をおこないます。
デバイスを初期化後、 CLOMO PANEL からデバイス情報を削除する場合はこちらにお進みください。
CLOMO PANEL から「デバイスの初期化」コマンドを実行する
1. 「Devices」タブを選択し、初期化したい iOS デバイスを選択します。
2. 「このデバイスの操作」の一覧から「デバイスを初期化」を選択します。
3. 「次へ」を選択します。
4. 各種設定を行い、「OK」を選択します。
項目名 | 説明 |
eSIM を削除 | チェックを入れると、eSIM を削除します。 |
MDM への再登録(Return to Service) | チェックを入れると、初期化後、デバイスが自動で MDM 管理下に再登録されます。「MDM 登録時に利用する Wi-Fi サービス構成」の選択が必須です。 監視対象モードのデバイスは監視対象モードとして、非監視対象モードのデバイスは非監視対象モードとして再登録されます。 ADE プロファイルが適用されているデバイスは、そちらが優先されます。 |
MDM 登録時に利用する Wi-Fi(サービス接続設定プロファイル) | サービス接続設定プロファイルのうち、Wi-Fi 設定を1つだけ含んでいるものを設定できます。 |
5. 「YES」と入力します。
6. 「デバイスを初期化」を選択します。
7. 「OK」を選択します。
8. 該当のデバイスが取消線(グレーアウト)の状態になったことを確認します。
なお、「MDM への再登録(Return to Service)」を選択した場合は、デバイスが MDM に再登録され、Devices 画面に再表示されます。
※ADE デバイスの再登録後、「デバイスの詳細情報」に「ADE デバイス情報」が表示されていない場合は、「ADE デバイスの一覧を更新する」を実施してください。手順はこちらをご確認ください。
デバイス情報を CLOMO PANEL から完全に削除する場合は、こちらにお進みください。
デバイスの初期化を実施しない場合
デバイスの初期化を実施しない場合、デバイス側の制限を外し、MDM 構成プロファイルを削除する必要があります。
なお、ADE プロファイルで「MDM 構成プロファイル削除」を制限している場合は、デバイス側で削除ができませんので、デバイスの初期化をご検討ください。
インストール済みのプロファイルを削除する
プロファイルをデバイスから削除します。
1. CLOMO PANEL 「Devices」画面から該当のデバイスを選択します。
2. 「このデバイスの操作」から「構成プロファイルを削除」を選択します。
3. 「アンインストールする構成プロファイルを選択」のリストから選択します。
4. 実行を選択して完了します。
MDM 構成プロファイルをアンインストールする
デバイスを CLOMO 管理外にするには、デバイスから MDM 構成プロファイルをアンインストールする必要があります。
以下の手順にて MDM 構成プロファイルをアンインストールすることで、デバイスは完全に CLOMO 管理外となります。
1. CLOMO MDM の管理外にする iOS デバイスを準備し、OS 設定を確認します。「設定」から「一般」、「VPN とデバイス管理」の順に選択します。
2. デバイス管理(またはプロファイル)の「CLOMO - MDM」を選択します。
MDM 構成プロファイルの詳細画面が表示されるので、「削除」を選択します。
3. デバイスにパスコードを設定している場合は、パスコードの入力を求められます。
4. MDM 構成プロファイルの削除画面が表示されるので、「削除」を選択します。
これで構成プロファイルのアンインストールは完了し、CLOMO MDM の管理外となります。
5. 該当のデバイスが取消線(グレーアウト)の状態になったことを確認します。
デバイス情報を CLOMO PANEL から完全に削除する場合は、こちらにお進みください。
デバイス情報を削除する
CLOMO 管理下から外すためには、CLOMO PANEL のデバイス情報を削除する必要があります。
CLOMO PANEL のデバイス情報を削除することで、利用ライセンス数にも反映されます。
デバイス情報を削除した場合、以下の処理がおこなわれますのでご注意ください。
- デバイスに付与された VPP アプリケーションライセンスが剥奪されます。
- 自動インストールアプリケーションに設定されたアプリがデバイスからアンインストールされます。
- インストール通知コマンドによって個別にインストールされたアプリはアンインストールされません。
手順:「管理中」表示のデバイス情報を削除する
1. 「Devices」画面から、管理下から外したいデバイス名を選択します。複数選択や一括選択も可能です。
2. 管理下から外したいデバイスを選択後、画面右下の「このデバイスの操作」から、「デバイスを削除する」を選択します。
CLOMO PANEL から自動インストールしたアプリをデバイスから削除する場合は、「自動インストールしたアプリを削除する」にチェックを付けた状態で、「実行」を選択します。
※ ワーク・スマート構成を適用しているデバイスは、CLOMO PANEL からデバイスを削除できません。
「デバイスを削除する」が表示されない場合は、「デバイスの編集」から「削除」を実行してください。いずれの方法も実行できない場合は、弊社側のデータメンテナンスにて デバイスの削除処理をおこないますので、CLOMO サポートセンターまでお問い合わせください。
3. コマンド実行画面で「OK」を選択します。
4. 「YES」と入力します。
5. 「デバイスを削除」を選択します。
6.「OK」を選択すると、デバイス一覧に表示されなくなり、デバイスが管理下から外れます。
デバイスを CLOMO 管理下から外す場合は、必ず CLOMO PANEL のデバイス情報を削除し、ライセンスを再使用可能としてください。
一度消費したライセンスは、デバイス情報の削除で再使用が可能となります。
また、デバイスから MDM 構成プロファイルを削除し、CLOMO PANEL 上でデバイスが取消線(グレーアウト)の状態になった場合も、ライセンスは解除され、再使用できるようになります。
取消線(グレーアウト)表示になったデバイスを完全に削除する手順につきましては、このまま下にお進みください。
手順:取消線(グレーアウト)表示のデバイス情報を削除する
1. Devices 画面で削除したい iOS デバイスを選択します。複数選択や一括選択も可能です。
2. 「デバイスの情報を完全に削除」を選択します。
※複数選択時は、「このデバイスの操作」から「デバイスを削除」を選択します。
3. 「OK」を選択します。
4. 「YES」と入力します。
5. 「デバイスを削除」を選択します。
6. 「OK」を選択すると、デバイス情報が完全に削除されます。
証明書の削除と付与した VPP ライセンスの剥奪
削除するデバイスに、CLOMO からサイバートラスト証明書をインストールもしくは VPP ライセンスを付与している場合は、証明書の失効、または VPP ライセンスの剥奪を実行しないとデバイス情報を完全に削除できません。
※ 独自証明書や、CLOMO のオプション機能外で配布したサイバートラスト証明書については、本操作は不要です。
証明書などの関係情報が残っている場合のデバイス情報の削除
1. 関係情報が残っている該当デバイスを削除しようとすると、ポップアップが表示されます。「OK」を選択します。
※デバイスは、複数選択や一括選択も可能です。
2. 一覧の該当デバイスに取り消し線が入った状態で表示されます。
3. デバイス詳細画面の「証明書」を選択します。
4. 「操作」を選択します。
5. 「失効」を選択します。
6. 証明書失効の確認ポップアップの「OK」を選択します。
7. 証明書を失効し、関係情報が存在しなくなると「デバイスの情報を完全に削除」が表示されます。
8. 「デバイスの情報を完全に削除」を選択すると「デバイスの解除」の確認ポップアップが表示されます。「OK」を選択すると、デバイス情報が完全に削除されます。
VPP アプリケーションライセンスを剥奪する
VPP アプリケーションライセンスの剥奪をおこなうには、Applications 画面に該当のアプリケーションが登録されている必要があります。
同じアプリケーションを Applications 画面に再登録することで VPP ライセンスの剥奪ができます。
Application 画面においてアプリケーションの情報の削除をおこなう場合には、事前にライセンスの確認をおこない、ライセンス数が0(全て剥奪されている状態)であることを確認したあとに Application 画面からアプリケーションを削除してください。
ADE の割り当てを解除する
ADE デバイスをご利用の場合のみ対応が必要な項目です。
CLOMO PANEL から一度削除された ADE デバイスでも ADE サーバーに情報が存在していると、再び事前予約状態として表示されますので、ABM からデバイス情報を削除してください。
手順:ADE デバイスのサーバの割り当てを解除する
1. ABM にログインし、「デバイス」を選択します。
2. 解除したいデバイスを選択します。
3. 「MDM サーバを編集」を選択します。
4. 「現在の MDM から割り当てを解除」を選択します。
5. 「続ける」を選択します。
6. 「確認」を選択します。
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