本ページの利用シーン(全 OS 共通)
・コマンドの仕組みについて知りたい方
・コマンド実行から反映までの挙動を知りたい方
・コマンドの実行方法について知りたい方
目次
コマンドとは
「コマンド」とは、CLOMO MDM の管理者が遠隔でデバイスに対して実施する指示や操作のことです。
例えば、社員のスマートフォンの位置情報を確認したいときや、端末をロックしたいときなどに、CLOMO MDM から「コマンド」を送ることで、離れた場所にあるデバイスにも遠隔操作を実施することができます。
CLOMO MDM では、こうしたコマンドを使うことで、端末の管理やトラブル対応をスムーズに実施できます。
コマンド実行から反映までの挙動
ここでは、コマンド実行からデバイスに反映するまでの挙動をご案内します。
管理者が CLOMO PANEL からコマンド(例:デバイス情報を取得など)を実行すると、デバイスに対して段階的に処理が行われ、実行結果がレポートに記録されます。
以下の画像と説明は、コマンドがどのようにデバイスへ届けられ、どのようにログに記録されるかを示しています。

以下をクリックして詳細をご確認ください。
③ APNs(Apple Push Notification Service)/ FCM(Firebase Cloud Messaging)に通知依頼
④ APNs / FCM 経由でデバイスにコマンドを受け取りにいくよう通知
この段階のログは表示されません。
⑦ 実行結果が PANEL に反映される
この段階のログは表示されません。
※ デバイスがオフラインの場合、コマンドは最大7日間保留されます。8日を経過するとサーバ側で自動削除されます。ただし「紛失モード」は保留期間に制限はありません。
※ Windows 8.1 の場合、MDMプロファイルが未適用のデバイスでは、コマンド取得の間隔は初期設定で10分です。WNS(Windows Push Notification Service)経由での通知は即時となります。
個別のデバイスにコマンドを実行する
個別のデバイスに対してコマンドを実行する方法をご案内します。
ここでは、iOS デバイスでコマンドを実行した場合を想定していますが、他 OS でも手順は同様です。
各コマンドの種類については、コマンドの種類を確認するをご確認ください。
1. CLOMO PANEL にログイン後、[Devices]をクリックします。

2. コマンドを実行したいデバイスを選択します。

3. 「このデバイスの操作」から実行したいコマンドをリストから選択します。

選択したコマンドによって、コマンドの実行内容を選択する画面が表示される場合がありますので、選択してください。

4. [実行]をクリックします。

5. コマンド実行の確認画面が表示されたら[OK]をクリックします。

選択したコマンドによって、コマンドの実行内容を選択する画面が表示される場合がありますので、選択してください。
「コマンドを予約登録する」が表示されている場合
CLOMO MDM では指定した日時にコマンドを予約登録することができます。
予約登録ができるコマンドは現在、以下のとおりです。
iOS
- アプリケーションのインストールを通知
- OS アップデートをダウンロード
- ダウンロード済の OS アップデートを適用
- パスコードを解除
- 構成プロファイルをインストール
- 構成プロファイルを削除
Android
- アプリ構成ポリシーを適用
- 管理プロファイルをインストール
- 管理プロファイルを削除
コマンド予約登録は予めコマンドを予約しておくことで、デバイスの利用頻度が少ない夜間や大量のデバイスをセットアップする際のネットワーク負荷軽減のため、日時を指定してコマンドを実行することができる便利な機能になります。
詳細については、コマンドを予約登録するをご確認ください。

6. 「コマンド実行完了」のお知らせが表示されたら完了です。

複数 / 全てのデバイスにコマンドを実行する
個別のデバイスだけでなく、選択した複数のデバイスや全てのデバイスに対してコマンドを実行することもできます。
ただし、個別デバイスを選択した時と比較して実行できるコマンドの種類は限られる場合がありますのでご注意ください。
各コマンドの種類については、コマンドの種類を確認するをご確認ください。
1. CLOMO PANEL にログイン後、[Devices]をクリックします。

2. コマンドを実行したいデバイスを選択します。登録済みのデバイス全てを選択する場合は、四角枠をクリックすることで全てのデバイスを選択することができます。

3. 「このデバイスの操作」から実行したいコマンドをリストから選択します。
デバイスを全選択時、「デバイスを削除」コマンドしか表示されない場合
MDM 構成プロファイルが削除されたデバイス(グレーの取り消し線)や、事前登録デバイス(黄色いデバイスアイコン)は、仕様上「デバイスを削除」以外のコマンドの実行対象となりません。
※ ADEデバイスが含まれる場合には「ADEプロファイルの割り当て・解除」コマンドも対象です。
そのため、MDM 構成プロファイルが削除されたデバイスや、事前登録デバイスを含めた形で複数のデバイスを選択した場合には「デバイスを削除」のコマンドのみ表示されます。
その要因となっている MDM 構成プロファイルが削除されたデバイスや、事前登録デバイスの選択を除外することで、他のコマンドも含めて表示されます。
また、同様に複数のデバイスとして異なる OS 種別(iOS / Android / Windows 等)に渡って選択した場合も「デバイスを削除」のコマンドのみ表示されますので、同一の OS 種別を選択してください。

選択したコマンドによって、コマンドの実行内容を選択する画面が表示される場合がありますので、選択してください。

4. [実行]をクリックします。

5. コマンド実行の確認画面が表示されたら[OK]をクリックします。

選択したコマンドによって、コマンドの実行内容を選択する画面が表示される場合がありますので、選択してください。
「コマンドを予約登録する」が表示されている場合
CLOMO MDM では指定した日時にコマンドを予約登録することができます。
予約登録ができるコマンドは現在、以下のとおりです。
iOS
- アプリケーションのインストールを通知
- OS アップデートをダウンロード
- ダウンロード済の OS アップデートを適用
- パスコードを解除
- 構成プロファイルをインストール
- 構成プロファイルを削除
Android
- アプリ構成ポリシーを適用
- 管理プロファイルをインストール
- 管理プロファイルを削除
コマンド予約登録は予めコマンドを予約しておくことで、デバイスの利用頻度が少ない夜間や大量のデバイスをセットアップする際のネットワーク負荷軽減のため、日時を指定してコマンドを実行することができる便利な機能になります。
詳細については、コマンドを予約登録するをご確認ください。

6. 「コマンド実行完了」のお知らせが表示されたら完了です。
