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デバイスで使用する Exchange ActiveSync を指定したい場合は「Exchange ActiveSync 設定プロファイル」を使用します。Exchange ActiveSync の設定を登録し、デバイスにインストールすることで、デバイスが設定した Exchange ActiveSync に自動的に接続します。

Exchange ActiveSync 用構成プロファイルの作成

新規構成プロファイルの作成で、「Exchange ActiveSync 接続プロファイル」を選択した場合、Exchange サーバーへ接続するための構成プロファイルが作成できます。

手順:Exchange サーバーへ接続するための構成プロファイルを作成する

1. ユーザー設定では、以下のいずれかの方法でアカウント情報を登録します。

設定項目詳細
所有者のメールアドレスを設定構成プロファイルがインストールされたデバイスに関連付けされたユーザーのメールアドレスを使って設定をおこないます。この場合、「Exchange サーバー接続時のドメイン」が指定できます。
デバイスへの配布時にこの値の設定をプロファイル内容に設定し、デバイスへ配布します。
CSV による設定※1CSV ファイルをアップロードし、複数のデバイスに対する構成プロファイルを作成することができます。「ダウンロードする」を選択すると、CSV のテンプレートファイルがダウンロードできます。※2
固定「ドメイン」「ユーザー」「メールアドレス」「パスワード」を固定で設定します。

※1 CSV の書式については、後述の「CSV フォーマット」をご確認ください。
※2 Exchange ActiveSync のユーザー情報が登録されている場合、登録済みのユーザー情報もテンプレートファイルダウンロード時にエクスポートされます。

2. 認証資格情報では、「資格情報を添付する」を選択した場合、構成プロファイルに証明書を添付し、ActiveSync アカウントを認証するために認証資格情報を発行する認証局を選択することができます。

3. 「追加」を選択し、入力した内容で構成プロファイルを登録します。

Exchange ActiveSync 用構成プロファイルにて証明書を発行する場合は、証明書の失効に注意してください。

Exchange ActiveSync 用構成プロファイルの「ユーザー設定」で、「CSV による設定」を選択した場合にアップロードする CSV ファイルは、次の書式で作成します。

CSV フォーマット

CSV ファイルの文字コード / 改行コードは、UTF-8 / CRLF に対応しています。

氏名ユーザーの氏名を指定します。
識別区分以下のいずれかの項目から、ユーザーまたはデバイスを識別します。
EmailAddress / EmployerCode / SERIAL(シリアル番号)/ UDID / IMEI / PhoneNumber
識別情報「識別区分」で指定された項目の値を指定します。
メールアドレスアカウントのメールアドレスを指定します。
ドメインドメインを指定します。
ユーザーユーザーを指定します。
パスワードパスワードを指定します。
備考任意のメモを指定します。
認証にOAuthを使用TRUE / FALSEのいずれかを指定します。小文字(true / false)でも対応しています。
OAuthサインインURLOAuth サインイン URL を指定します。
OAuthトークンリクエストURLOAuth トークンリクエスト URL を指定します。

※ 「ドメイン」「備考」以外の項目は、すべて必須項目です。

識別区分の詳細

EmailAddress※1「User/Org」画面で登録されたユーザーのメールアドレス
EmployerCode※1「Users/Org」画面で登録された社員コード
SERIALデバイスのシリアル番号
UDIDデバイスの UDID
IMEIデバイスの IMEI
PhoneNumberデバイスの電話番号
WiFiデバイスの WI-Fi MAC アドレス
ICCID※2デバイスの ICCID

※1 ここで指定されたユーザーの利用するデバイスに設定をおこないます。
※2 Devices 画面のデバイスの詳細情報から参照できます。

CSV ファイルに複数行のデータを登録した場合、複数のデバイスに対して個別の設定情報を持った構成プロファイルのインストールを一括でおこなうことができます。
例えば、ActiveSync のパスワードをユーザーに秘匿化した状態で配布することも可能です。