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OS のアップデートを抑制するためには、各 OS ごとにプロファイルを作成してインストールする必要があります。

ここでは、OS ごとに必要なプロファイルの設定項目についてご紹介します。それぞれ作成したプロファイルについては、作成した制限設定をインストールする の内容を参考にインストールしてください。

目次

OS アップデートを抑制する(iOS)

iOS の場合、「制限設定プロファイル」の「ソフトウェア・アップデート遅延」を設定することで、OS アップデートが公開された時点から最大90日間、デバイス側でのアップデートの延期が可能です。

デバイスが監視対象モード、iOS 11.3 以上であることが必要です。

延期日数はデフォルトで30日となっていますが、1-90日の間で変更可能です。

OS アップデートを抑制する(Android)

Android デバイスの場合、「管理プロファイル」の「システムアップデート制御」を設定することで、デバイス側でのアップデートを一定期間させないなど、制限方法を選択できます。

OS アップデートを抑制する(Windows)

Windows デバイスの場合、OS のアップデートを制御するための専用プロファイルとなる「Windows Update 設定プロファイル」があります。Windows の OS アップデート制御は Windows 10 以降が対象です。

アップデートの更新をひとまず延期したい場合

設定できる内容が多いため、簡単に設定する場合のプロファイルの作成方法をご紹介します。ひとまず、下記の設定だけおこなえば、iOS と Android 同様にアップデートの延期が可能です。

  • サービス種別
    • Microsoft Update(MU)にチェック
  • Windows Update
    • 機能更新プログラムポリシー:設定する
      • 機能更新プログラムの延期日数:延期したい日数に
    • 品質更新プログラムポリシー:設定する
      • 品質更新プログラムの延期日数:延期したい日数に

各項目の説明

Windows Update 設定プロファイルの項目についてご説明します。設定可能な項目が多いですが、その分細かな設定が可能となりますので、ぜひご活用ください。

Windows のバージョンとビルド番号対応表

Windows のバージョンとビルド番号については、こちらのページ(https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/release-information/)をご確認ください。

設定項目に表示されている Windows バージョンは、CLOMO PANEL に登録された Windows の詳細情報に表示される OS バージョンとの比較はできません。
Windows バージョンに対応した「ビルド番号(OS build)」と比較して、設定可能かご確認ください。

サービス種別

選択項目詳細
Microsoft Update(MU)機能の更新や品質の更新プログラムを CLOMO PANEL 上で制御する場合に選択します。
Windows Server Update Services(WSUSWSUS サーバーの更新制御を利用する場合に選択します。

Windows Update

機能更新プログラムポリシー
制限項目詳細
機能更新プログラムの延長日数0〜365日間の設定ができます。 Windows10 v1607以下のデバイスは最大180日まで延長できます。
機能更新プログラムのインストール期限機能更新プログラムが自動的にインストールされるまでの日数が2〜30日間以内で設定できます。
機能更新の中断を許可最大60日間、機能更新が中断されます。 Windows10 v1703以上のデバイスは最大35日間まで中断されます。
機能更新プログラムのアンインストール期間機能更新プログラムのアンインストール可能な期間(2〜60日間)を設定します。
指定した期間内は、機能更新プログラムをアンインストールできますが、指定期間を過ぎた場合、機能更新プログラムをアンインストールできなくなります。
品質更新プログラムポリシー
制限項目詳細
品質更新プログラムの延期日数0〜30日間の設定ができます。
品質更新プログラムのインストール期限品質更新プログラムが自動的にインストールされるまでの日数が2〜30日間以内で設定できます。
品質更新の中断を許可する最大35日間、品質更新が中断されます。
WSUS ポリシー
制限項目詳細
WSUS サーバー URLWSUS サーバーの URL を入力することで、更新を確認できます。
Microsoft 以外に署名された更新を受け入れる設定をするMicrosoft 以外に証明された更新を、自動更新で受け入れるか設定できます。
自動再起動ポリシー
制限項目詳細
自動更新種別更新情報のダウンロード前に通知
更新情報の自動インストール後に再起動通知
更新情報の自動インストール後に自動再起動(推奨)
更新情報の自動インストール後に指定された時間に再起動
更新情報の自動インストール後に強制再起動
自動更新を行わない
アクティブ時間の最大範囲8〜18時間の設定ができます。更新の再起動がスケジュールにされていないアクティブな時間範囲を管理します。
アクティブ時間の開始時間0〜23時の間を設定できます。
アクティブ時間の終了時間0〜23時の間を設定できます。
自動再起動の猶予期間更新プログラムがインストールされた後、PCが再起動する猶予日数を設定できます。
機能更新プログラムの強制再起動までの日数2〜30日間の設定ができます。機能更新プログラムの再起動が保留中の場合に、アクティブ時間外に強制再起動がおこなわれるまでの日数を指定します。
品質更新プログラムの強制再起動までの日数2〜30日間の設定ができます。品筆更新プログラムの再起動が保留中の場合に、アクティブ時間外に強制再起動がおこなわれるまでの日数を指定します。
自動再起動の通知期間15,30,60,120,240分前に通知する設定ができます。
自動再起動警告の通知期間2,4,8,12,24時間前に通知する設定ができます。
差し迫った自動再起動警告の通知期間15,30,60分前に通知する設定ができます。
自動再起動通知の却下方法を手動(自動)に設定する自動再起動通知を手動(自動)で閉じます。

再起動の時刻は「自動インストールポリシー」にて設定した時刻となります。

自動インストールポリシー
制限項目詳細
更新情報のインストール日程毎日、日曜日〜土曜日まで設定できます。
更新情報のインストール時刻0〜23時間を設定できます。
従量制課金接続中でも自動ダウンロードを許可従量制課金接続中の更新プログラムのダウンロードを自動的におこなうか設定できます。
Microsoft Update からのアップデート情報をスキャンMicrosoft Update からのアップデート情報をスキャンするかを設定できます。
デュアルスキャンの禁止Windows Update に対してスキャンを発生させる Windows Update の延期ポリシーについて設定できます。
WSUS 環境下で更新プログラムの延期ポリシーが有効な場合、デュアルスキャンの動作についても管理できます。
更新情報のスキャン頻度1〜22時間の範囲を設定できます。
品質更新プログラムの更新に Windows Update(WU)ドライバを除外品質更新プログラムの更新に Windows Update(WU)ドライバを除外するかについて設定します。
アプリケーション更新時に MO ダウンロード制限を無視アプリケーション更新時、MO ダウンロード制限(無制限ダウンロード許可)をについて設定します。
OS 更新時に MO※1 ダウンロード制限を無視OS の更新時の MO ダウンロード(無制限ダウンロード許可)について設定します。
電源チェックをスキップする電源のチェックをスキップして「更新情報のインストール時刻」に再起動が確実におこなわれます。
プレビュービルドの管理Windows 10 Insider Preview ビルドについて設定します。
ブランチ準備レベル最新バージョンの Windows にバージョンアップする場合は「半期チャネル」を設定します。
v1809※2 までのバージョンアップをおこなう場合は「v1809 またはそれ以前の半期チャネル(非推奨)」を設定します。

※1 MO とは、携帯電話会社が設定したアプリケーションダウンロード上限のことです。
※2  v1809 のバージョンでも、ビルド番号「17763.379」以降の場合は「半期チャネル」を設定してください。
  参考ページ:https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/release-information/

自動メンテナンスポリシー
制限項目詳細
スリープ解除要求を行わない夜間にスケジュールされているOSのメンテナンス実行時に、スリープを解除しないように設定する
スリープ解除要求を行う夜間にスケジュールされているOSのメンテナンス実行時に、スリープを解除するように設定する

更新設定

更新承認リストポリシー
制限項目詳細
アプリケーションアプリケーションの更新情報について設定します。
機能更新プログラム機能更新プログラムの更新情報について設定します。
コネクタソフトウェア間の接続をサポートするように設定されたソフトウェアコンポネートの更新情報について設定します。
重要な更新重要性が高く、特定の問題に対して公開される修正プログラムの更新情報について設定します。
定義更新製品の定義データベースへの追加を含む、広い範囲かつ頻繁にリリースされるソフトウェア更新プログラムの更新情報について設定します。
開発者キットビジュアルビルダー、エディターおよびコンパイラーを含む新しいアプリケーションの作成を支援するソフトウェアの更新情報について設定します。
フューチャーバック新しく公開された機能の更新情報について設定します。通常は製品の次期リリースに含まれます。
ガイダンス製品やテクノロジーの展開と使用を支援するために設計されたスクリプト、サンプルコードおよび技術ガイダンスの更新情報について設定します。
セキュリティ更新セキュリティ上の脆弱性を修正するために、特定の製品に対して公開される修正プログラムの更新情報について設定します。
サービスパックこれまでに作成されたすべてのホットフィックス、セキュリティ問─題の修正プログラム、重要な更新などをまとめたプログラムの更新情報について設定します。
ツールあるタスク、または一連のタスクの実現を支援する、ユーティリティや機能の更新情報について設定します。
更新プログラムのロールアップ更新プログラムのセット、セキュリティ更新プログラム、重要な更新プログラムおよび、簡単な展開のためにパッケージ化された更新プログラムの更新情報について設定します。
更新重要性が低く、セキュリティに関連しない不具合を修正するために特定のプログラムに対して公開される修正プログラムの更新情報について設定します。
ドライバー新しいハードウェアをサポートするために設計されたソフトウェアコンポーネントの更新情報について設定します。

配信最適化設定

ダウンロード方法別設定可能項目
制限項目HTTP のみ同じ NAT のピアリングのみ許可プライベートグループ全体のピアリングを許可インターネットのピアリングを許可ピアリングなしバイパスモード
ピア選択のソース
サブネットマスクを使用してピア選択を制限する
VPN 接続中にピアのキャッシュを制限する
データアップロード可能なバッテリー量
最大アップロード帯域幅
最大ダウンロード帯域幅
最大フォアグラウンドダウンロード帯域幅
最大バックグラウンドダウンロード帯域幅
最小ダウンロード QoS
月次アップロードデータ上限
最大キャッシュサイズ
最大キャッシュサイズ(割合)
キャッシュドライブの場所
キャッシュ保持最大時間
最小ディスクサイズ
最小ファイルサイズ
最小 RAM サイズ
配信最適化設定項目
制限項目詳細
ピア選択のソースグループ ID、AD サイト、認証ドメイン SID、DHCP オプション ID、DNS 接尾辞を選択可能です。グループ ID 以外を選択の場合、グループ ID が自動的に割り当てられます。
サブネットマスクを使用してピア選択を制限するサブネット(ネットワークの範囲)を指定してピア選択を制限する設定ができます。
VPN 接続中にピアのキャッシュを制限するVPN 接続中のピアのキャッシュを制限する設定ができます。
データアップロード可能なバッテリー量0~100% 間を設定できます。値0(ゼロ)はクラウドサービスのデフォルトの値が使用されます。
最大アップロード帯域幅デバイスが使用できる最大アップロード帯域幅を設定できます。値0(ゼロ)はダウンロードに使用可能な帯域幅が調整されます。
最大ダウンロード帯域幅デバイスが使用できる最大ダウンロード帯域幅を指定できます。値0(ゼロ)はダウンロードに使用可能な帯域幅が調整されます。
最大フォアグラウンドダウンロード帯域幅0〜100% 間を設定できます。利用可能なダウンロード帯域幅に対するパーセンテージとして、使用する最大フォアグラウンドダウンロード帯域幅を指定できます。値0(ゼロ)は、フォアグラウンドダウンロードで利用可能な帯域幅が調整されます。このポリシーが設定されていても、LAN ピアからのダウンロードは制限されません。
最大バックグラウンドダウンロード帯域幅0〜100% 間を設定できます。利用可能なダウンロード帯域幅に対するパーセンテージとして、使用する最大バックグラウンドダウンロード帯域幅を指定できます。値0(ゼロ)は、フォアグラウンドダウンロードで利用可能な帯域幅が調整されます。このポリシーが設定されていても、LAN ピアからのダウンロードは制限されません。
最小ダウンロード QoSバックグラウンドダウンロードの最小 QoS (サービス品質または速度)を指定できます。
月次アップロードデータ上限各歴月にインターネットピアにアップロードできる最大合計バイト数を指定できます。値0(ゼロ)は「無制限」となり、アップロード制限は適用されません。
最大キャッシュサイズ配信最適化キャッシュの最大サイズを指定できます。値0(ゼロ)は、無制限となります。
最大キャッシュサイズ(割合)0〜100% 間を設定できます。配信最適化で使用できる最大キャッシュサイズを指定できます。
キャッシュドライブの場所配信最適化がキャッシュに使用するドライブを指定できます。ドライブの場所は環境変数、ドライブ文字、またはフルパスが利用可能です。
キャッシュ保持の最大時間ダウンロードが正常に完了したあと、各ファイルふぁキャッシュに保持される最大時間を秒単位で指定できます。値0(ゼロ)は「無制限」となります。
最小ディスクサイズデバイスがピアキャッシュを使用するために必要な最小ディスクサイズを指定できます。値0(ゼロ)は、クラウドサービスのデフォルト値が使用されます。
最小ファイルサイズピアキャッシュを使用できる最小のコンテンツファイルサイズを指定できます。値0(ゼロ)はクラウドサービスのデフォルト値が使用されることを意味します。
最小 RAM サイズピアキャッシュを使用するために必要な最小 RAM サイズを指定できます。たとえば、最小セットが1GB の場合、使用可能な RAM が1GB 以上のデバイスはピアキャッシュを使用できます。値0(ゼロ)は、クラウドサービスセットのデフォルト値が使用されます。