いつも CLOMO をご利用いただきありがとうございます。
カスタマーサクセス担当の宮﨑と申します。
今回は iOS アプリのアップデートに関する運用事例をご紹介いたします。
実際に CLOMO をご利用中のみなさまがどのような対応をされているのか、ぜひご参考いただければと思います。
加えて、今回は1月26日に開催された「第6回 CLOMO ユーザーミーティング」でご紹介したアプリケーションの情報取得を自動でおこなう方法もご紹介いたします。
改めてのご紹介となりますが、ぜひご覧ください!
目次
iOS アプリのアップデートに関する運用事例のご紹介
iOS の VPP アプリは、自動でのアップデートがおこなえないため、日々のアップデートの運用にお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は各社様がどのような方法で効率化されているのか、実際の運用事例をご紹介いたします!
管理者が主体となってアプリのアップデートを管理する
管理者が主体となってアプリのアップデートを管理しているという事例です。
強制的にアプリのアップデートをおこなう方法となるため、利用者側のアプリバージョンは統一されて運用できるものとなっています。
この方法をおこなっているお客様は、定期的にアプリのアップデートをチェックし、一括で「インストール通知」コマンドを実行という対応をおこなわれています。
アプリのアップデート有無を確認する頻度としては、「月1」「週1」というケースから、「気づいた時にやる」と様々です。
またこの方法は、アプリサイズによっては、会社のネットワークや閉域網サービスの帯域を逼迫してしまう懸念から、時間を分散してコマンド実行をされているお客様もいらっしゃいます。
安定したアップデート対応をおこなうことができるというメリットがありますが、基本的には管理者の方の定期的な確認となってしまうため、タイミングによってはデバイス利用者からの問い合わせで、最新バージョンのリリースに気づいたと言うお声もあるようです。
利用者が主体となってアプリのアップデートを実施する
こちらは CLOMO MDM Agent for iOS アプリを利用し、デバイス利用者自身がアップデートさせたいタイミングで、アプリのアップデートをおこなう事例になります。
この事例では、ポータル画面利用時のパスワード入力省略機能も併せてご利用されているケースが多いです。
メリットは、管理者主体の方法と異なり、デバイス利用者が任意のタイミングで VPP アプリのアップデートをおこなうことができる点になります。
例えば、アプリ利用時に「最新バージョンでないと利用できない」とメッセージが表示された際も、デバイス利用者自身がすぐにアップデートを行うことができます。
ご利用中のアプリバージョンが、利用者ごとでバラバラになってしまう懸念はありますが、管理者の対応工数を減らすことができる運用方法となっています。
管理者と利用者の双方がアップデートをおこなうハイブリット型
そこで、弊社がおすすめしているのが、上記 2 つを併せた運用方法になります。
【サンプル運用例】
基本的には、管理者の方がアプリのアップデート有無を定期的(月1 / 週1 等)に確認し、CLOMO PANEL からのインストール通知で、アプリのアップデートの指示をおこないます。
加えて、管理者が対応できない場合に備え、デバイス利用者側でも CLOMO MDM Agent を利用したアップデートが行えるようにしておく方法です。
「自分自身ですぐにアプリをアップデートしたい利用者」と「自動でアプリがアップデートされるまで待つ利用者」との、双方に対応できるメリットがあります。
また、このように CLOMO PANEL でのアップデートと CLOMO MDM Agent 側のアップデートを併用する運用をおこないますと、例えば、「メッセージ通知機能」を利用して、意図せぬモバイルアプリの挙動をデバイス利用者に即座に周知することも可能となり、相乗効果も期待できます。
一つの運用ケースとして、ご参考になれば幸いです。
iOS アプリケーションを自動で取得する方法
上記でご案内した運用をおこなう上で、デバイスにインストールされている「アプリケーション情報の取得」が、必要になってきます。この情報取得を自動的におこなう方法がありますので、ご紹介いたします。
インストールされているアプリ情報を自動的に取得する方法
通常、デバイスにインストールされているアプリを確認したい場合、「インストールされているアプリケーション情報の取得」コマンドを手動でおこなう必要があります。
この操作を自動化させる方法として、「アプリ利用ポリシー」機能を利用することで、アプリ情報を日次で確認することができます!
※本機能は iOS デバイスのみ利用可能です。
CLOMO MDM の「アプリ利用ポリシー」機能を有効にすると、CLOMO が管理中の iOS デバイス全てに対して、アプリのインストール状況を監視します。結果として日次でアプリの情報取得が自動的におこなわれるようになります!
詳しい設定方法は「利用するアプリを管理する(iOS)」をご参照ください。
今回は、 iOS アプリのアップデートに関する運用事例のご紹介や CLOMO ユーザーミーティングでご紹介したアプリケーションの情報を自動で取得する方法についてご紹介いたしました。
貴社のデバイス運用においても、ぜひ、ご活用いただければ幸いです。
株式会社アイキューブドシステムズ CLOMO お役立ち情報コラム担当
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