一覧

MDM 構成プロファイルの年次更新に関するご質問

• 事情により本来の Apple ID で年次更新作業を行うことができない場合の対応方法
• Apple Push Certificate Portal（APCP) にサインインしたところ、「Get Started」の画面が表示された
• 誤ったサブジェクト（UID）のプッシュ通知用証明書を使用して、年次更新を実施した場合の影響と対応方法
• MDM 年次更新作業の失敗により、デバイス側で MDM 構成プロファイルの再インストールが必要となるケース
• 年次更新実施後、次回の期限はいつになるか知りたい
• ダウンロードした「証明書ファイル」「CSR ファイル」はローカルのパソコンに保管しておく必要はあるか

ADE（Automated Device Enrollment）の年次更新に関するご質問

• ADE トークンの有効期限が切れることによる影響
• MDM プッシュ通知用の Apple ID で Apple Business Manager にログインできない場合の対応方法
• ADE の更新作業を忘れていて期限が切れてしまった場合、後日更新作業をおこなえばその後は通常通り使用できるようになるか

VPP（Volume Purchase Program）の年次更新に関するご質問

• VPP トークンの有効期限が切れることによる影響
• Apple Business Manager を途中から使い始めることは可能か
• 組織ごとに VPP トークンを切り替える用途はどういった場合があるか
• MDM の年次更新とVPP の年次更新は別日でも大丈夫か

MDM 構成プロファイルの年次更新に関するご質問

事情により本来の Apple ID で年次更新作業を行うことができない場合の対応方法

前回プッシュ通知用証明書を取得した Apple IDで Apple Push Certificate Portal（APCP) にログインできない / 年次更新をおこなう Apple ID を変更したいなど、本来の Apple ID でどうしても年次更新作業を行うことができない場合、Apple 社側の対応で、プッシュ通知用証明書を別の Apple ID に引き継ぐことができます。

別の Apple ID へプッシュ通知用証明書の引き継ぎをご希望される場合は Apple 社へご相談ください。

詳細は「【iOS】別の Apple ID を使って MDM プッシュ通知用証明書の年次更新作業をおこなう方法」をご確認ください。

Apple Push Certificate Portal（APCP) にサインインしたところ、「Get Started」の画面が表示された

過去に一度も証明書を作成していない Apple ID でサインインをおこなった場合に、APCP では「Get Started」の画面が表示されます。
サインインに使用した Apple ID が前回と異なるものである可能性が考えられますので、「MDM プッシュ通知証明書取得時の Apple ID」をもう一度ご確認ください。

どうしても前回の Apple ID で更新ができない場合は、「事情により本来の Apple ID で年次更新作業を行うことができない場合の対応方法」をご対応の上、新しい Apple ID で年次更新をおこなっていただきますようお願いいたします。

詳細は「【iOS】Apple Push Certificate Portal へサインインしても発行済み証明書の一覧が表示されない」をご確認ください。

誤ったサブジェクト（UID）のプッシュ通知用証明書を使用して、年次更新を実施した場合の影響と対応方法

影響はすぐには生じませんが、デバイスにインストールされている MDM 構成プロファイルで利用されている本来のプッシュ通知用証明書の期限が切れた後に、MDM コマンドが到達しなくなる事象が発生します。
本来のサブジェクト（UID）のプッシュ通知用証明書で、改めて年次更新作業を実施いただくことで回復します。
その際、デバイス側での MDM 構成プロファイルの再インストール作業は不要です。

MDM 年次更新作業の失敗により、デバイス側で MDM 構成プロファイルの再インストールが必要となるケース

MDM 構成プロファイルの再インストールが必要となるケースは、 Apple Push Certificate Portal（APCP) にログインはできたが、該当のサブジェクト（UID）の証明書が見つからず、更新できない場合になります。
結果として、新しいサブジェクト（UID）情報のプッシュ通知証明書を利用した MDM 構成プロファイルを作成することになります。
MDM 管理下のデバイスすべてに対して、MDM 構成プロファイルを入れ直し、MDM コマンドの疎通状態を回復させる必要がありますので、ご注意ください。

年次更新実施後、次回の期限はいつになるか知りたい

MDM プッシュ通知証明書、ADE、VPP共に、年次更新作業後の期限は「作業日から1年後の日付」となります。（証明書有効期間の延長ではありません）
期限より前に作業をおこなっていくことで、年次更新の期限が前倒しになっていくことをあらかじめご了承ください。

ダウンロードした「証明書ファイル」「CSR ファイル」はローカルのパソコンに保管しておく必要はあるか

ダウンロードした「証明書ファイル」「CSRファイル」は削除しても問題ありません。
年次更新作業の記録のために残す方もいらっしゃいますが、削除しない場合は次回以降の更新時に取り間違いがないようにお気をつけください。

ADE（Automated Device Enrollment）の年次更新に関するご質問

ADE トークンの有効期限が切れることによる影響

ADE トークンは、Apple Business Manager に登録されている ADE デバイスを、CLOMO PANEL へ同期する際に利用されています。
そのため、期限が切れると、新しい ADE デバイスが CLOMO へ同期されなくなる、CLOMO からの ADE プロファイルの割当/割当解除がおこなえなくなるという支障が生じます。

MDM プッシュ通知用の Apple ID で Apple Business Manager にログインできない場合の対応方法

 Apple Push Certificate Portal（APCP) にログインできる Apple ID と、 Apple Business Manager にログインできる Apple ID とが、別々のものである可能性がございます。
後者は、 Apple Business Manager で、VPP ライセンスを更新したり、ADE デバイスの操作をする Apple IDで作業を実施いただくことになりますので、そちらの Apple ID をご利用いただければと存じます。

ADE の更新作業を忘れていて期限が切れてしまった場合、後日更新作業をおこなえば、その後は通常通り使用できるようになるか

ADEトークンの有効期限が切れた後に年次更新作業をおこなった場合も、問題なくデバイスの管理を続けることができます。
もしも ADE の期限が切れてしまった場合、切れている期間は、ADE デバイスのキッティング等がおこなえないという支障が生じますが、後日の更新作業実施後は、また通常通り ADE デバイスのご利用が可能な状態へと回復いたしますので、ご安心ください。

VPP（Volume Purchase Program）の年次更新に関するご質問

VPP トークンの有効期限が切れることによる影響

VPP トークンは、Apple Business Manager で購入したアプリライセンス情報を CLOMO PANEL へ同期する際に利用されています。
そのため、期限が切れると、 Apple Business Manager  で追加購入したアプリライセンスが CLOMO へ反映しない、CLOMO からデバイスに対してライセンス付与/剥奪を行うことができないという支障が生じます。
なお、VPPトークンの期限が切れてしまった場合も、既に利用されているアプリにつきましては、アンインストールされるといった問題は起こりませんのでご安心ください。
あくまで、新しくライセンスを付与したり剥奪する際に影響が及ぶことをご認識ください。

Apple Business Manager を途中から使い始めることは可能か

Apple Business Manager  を途中から使い始めることは可能です。 Apple Business Manager を利用することで、ADE や VPP の利用が可能となります。
しかし、すでに管理下に登録しているデバイスを ADE デバイスとして新たに利用されたい場合は、デバイスの初期化を行った上で、再キッティングが必要となりますので、ご注意ください。各初期設定の詳細については、「ADE を利用したい場合」や「VPP の初期設定」　をご確認ください。

組織ごとに VPPトークンを分ける用途はどういった場合があるか

部署毎にアプリの購入管理を分けたい場合に、VPP トークンを分けるという運用をされるケースがあります。

MDM の年次更新と VPP の年次更新は別日でも大丈夫か

MDM プッシュ通知証明書と VPP トークンの年次更新については別日に実施いただいても問題ありません。（ADE トークンの場合も同様です）
これらの証明書類（MDM プッシュ通知用証明書、ADE トークン、VPP トークン）は、それぞれが独立して別々に機能を提供しているためです。
有効期限が切れる前に、ご都合の良いタイミングでそれぞれ年次更新をおこなってください。