CLOMO でデバイスを管理している際に、ほかのデバイスは正常にコマンドの実行に成功しているにも関わらず、一部のデバイスで CLOMO からのコマンドを受け取れない、通信できない状態が発生する場合があります。
例えば、デバイスロックコマンドを実行してもロックされない、パスコード解除コマンドを実行してもパスコードを解除できない、最終応答から一定時間が経過している旨のアラート(赤色△/黄色△)が表示されている、Reports 画面で対象デバイスのログで [success]〜 とするコマンドの成功記録が確認できない、などが挙げられます。

目次
OS 共通で考えられる原因
デバイスがこのような状態となる場合、OS に共通する原因として以下が考えられます。
ネットワークの回線速度が遅い(デバイスの電源がオフ/スリープ状態含む)
該当デバイスが電源が入った状態かつ、安定したネットワークに接続されていることをご確認ください。
また、デバイス側のネットワーク環境が改善されない場合は下記操作にて改善される可能性があります。
- SIM カードの抜き差しをおこなう(セルラーモデルの場合)
- デバイスの再起動を複数回実施する
- 機内モードのオン/オフ切り替え、Wi-Fi のオン/オフ切り替え
- 他のネットワークへの接続
Wi-Fi や閉域網を利用しており、指定のポート/FQDN の利用が制限されている
CLOMO ではコマンドの通信に利用許可が必要なポート/FQDN があり、セキュリティーポリシーなどの関係から利用が許可されていない場合、個別に許可設定を実施する必要があります。
詳細は以下のページを参考に、ネットワーク担当者に設定の変更を依頼してください。
CLOMO PANEL:Wi-Fi ネットワークなどを利用する場合の注意点
iOS で考えられる原因
iOS のよくある原因として挙げられるものが、以下の2点です。
MDM プッシュ通知用証明書の年次更新を正しくおこなえていない
管理者の作業として MDM プッシュ通知用証明書の年次更新が完了できているか、および正しく年次更新の作業が完了できているかをご確認ください。
デバイス側の操作で MDM 構成プロファイルを削除してしまっている
デバイスのご利用者へ連絡し、MDM 構成プロファイルがインストール済みであるかをご確認ください。
※ 上記ページは削除手順のご案内ですので、実際の削除は行わず、手順の途中までをご参照ください。手順4の画面にて、「CLOMO-MDM」がインストールされていれば問題ありません。
デバイストークンの有効期限が切れている
iOS デバイスの仕様上、長期間(1週間以上)デバイスの電源がオフである、SIM カードを抜いた状態であるなど、ネットワークと通信をおこなっていない状態が続いた場合、ネットワーク経由であらゆるプッシュ通知を受け取ることができず、MDM としてもプッシュ通信を受け取るための認証(デバイストークン)の有効期限が切れてしまうことがあります。
この認証は、一度有効期限を迎えてしまうと、それ以降デバイスは CLOMO との疎通を再開することがなく、デバイス上の操作を実施することでその回復を図る必要があります。
具体的には、下記の順で作業を実施してください。
- デバイスのハードリセット(強制再起動)を実施する
- MDM 構成プロファイルの上書きインストールをおこなう
- MDM 構成プロファイルのアンインストール後に再インストールをおこなう
MDM 構成プロファイルのインストール操作では、改めて CLOMO の管理下に再登録されることで CLOMO との疎通が再開されます。
OS 内の MDM 機能が破損している
上述すべての原因確認と改善策を実施したにも関わらず、コマンドを受け取れない事象が継続している場合、iOS 内の MDM 機能自体が破損している可能性があります。
CLOMO を含め、iOS 向けの MDM サービスは iOS 内の MDM 機能を前提として、その機能を利用して付帯の管理機能を実現している関係から、OS 側の MDM 機能自体が破損している場合には CLOMO の機能面からの改善を図ることができません。
したがって、OS 本体のリフレッシュを目的としたデバイス本体の初期化が必要であり、それ以外の解消方法は現状ではご案内できません。
なお、MDM 機能が破損すること自体の原因として、デバイス OS をアップグレードしたこと、デバイスを復元したことに加え、OS 側で未知の不具合が影響している可能性が考えられますが、CLOMO のサーバー側で確認できるログではデバイス内の処理は追求できないため、デバイス本体を Apple Configurator へ接続し、コンソールログを取得、解析する必要があります。
Android で考えられる原因
アプリ制限プロファイルで通信に必要なパッケージ ID を制限している
アプリ制限プロファイルで以下のパッケージ ID を制限されると、Android の仕様上、MDM の管理が正常にできない可能性があります。
以下のパッケージIDが制限されていないかご確認ください。
- com.android.settings(設定)
- com.clomo.android.mdm(CLOMO MDM Agent)
- com.google.android.gms(Google開発者 サービス)
- com.android.vending(GooglePlay ストア)
- com.google.android.webview(Android System WebView)
なお、下記パッケージ ID を制限している場合は CLOMO PANEL からのコマンドに応答できないため、デバイスを一度初期化し、再度セットアップする必要があります。
- com.google.android.gms
アプリ制限プロファイルの詳細については、こちらをご参照ください。
CLOMO MDM Agent アプリのバージョンが古い
CLOMO MDM Agent アプリのバージョンが古い場合、CLOMO PANEL との通信が正常に行えない可能性があります。
OS バージョンが古いなどの原因で CLOMO MDM Agent アプリが最新バージョンになっていない場合は、OS アップデートをご検討ください。
CLOMO MDM Agent アプリに対して、モバイルデータ通信を許可していない
CLOMO MDM Agent アプリでモバイルデータ通信を利用できないため、長時間 CLOMO との疎通が取れていない可能性があります。
デバイス側の下記箇所にてバックグラウンドデータの仕様が許可されているかご確認ください。
- 設定アプリ > アプリ > すべてのアプリ > CLOMO MDM > モバイルデータ使用量 > バックグラウンドデータ
ドコモケータイ・ガラホ(Google Play 非対応デバイス)で考えられる原因
ドコモケータイ・ガラホ(Google Play 非対応デバイス)は、通常の Android デバイスとは異なり、プッシュ通知に応答しません。
管理プロファイルの「コマンド取得間隔」で指定した間隔で取得するため、コマンド発行後、時間が経過してからの適用となる場合があります。
※ 「プロファイル一覧 > エージェント制御」の箇所をご確認ください。
コマンド発行後、コマンド取得間隔程度の時間が経過しても応答がない場合は、恐れ入りますが Android Enterprise デバイスと同様に、デバイスのネットワーク環境やアプリ制限設定プロファイルの制限内容について改めてご確認ください。
このページの情報は役に立ちましたか?
このページに対するフィードバック
お寄せいただいたご意見に返信はできかねますので、予めご了承ください。