Android デバイスでは、利用するアプリケーションを画面に固定させたり、特定のアプリケーションのみ利用可能な状態にする機能があります。こういった機能を「専用端末」または「kiosk」と呼ぶこともあります。
それぞれ似たような機能ですが、利用できるモードと設定方法が異なります。以下を参考に、お客さまの運用に即した機能を利用してください。
ロックタスク機能について
MDM Agent for Android ver. 2.9.0 以上、Android 6.0 以上のデバイス で利用できます。
利用するアプリケーションは複数設定できますが、一度アプリケーションを開くと画面に固定されます。ロックタスク機能は利用するアプリケーションがロックタスクモード(LockTask mode)に対応したものに限られ、アプリケーションの開発者が意図的にロックタスクモードを起動できる作りとしていることが必須です。
利用シーンとしては、営業の社員が契約時に情報の入力や署名を第三者へおこなってもらうことがありますが、その際に他のアプリケーションや会社のデータを閲覧されてしまうことを防げます。
専用端末機能について
Android Enterprise の Dedicated device モードでのみ、利用できます。
設定したアプリケーションのみを利用可能とし、他のデータやアプリケーションを閲覧できないようにします。ホームボタンやアプリケーションの履歴ボタンが使用できなくなり、あらかじめ指定したアプリケーションだけが利用可能になります。Dedicated device モードを利用すれば、業務専用のデバイスを開発せず、市販の Android デバイスを調達するだけで済みます。
利用シーンとしては、飲食店のメニュー注文用のタッチパネルや宅配業者の配送管理デバイス、小売店のレジスターデバイスなどで活用できます。
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