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デバイスの初期化コマンド

「デバイスを初期化」コマンドは、デバイスのデータをすべて消去し、工場出荷状態にするコマンドです。
OS によって、初期化時のオプションが選択可能です。

  • iOS は事前に iTunes にてバックアップをとっておくことで復元が可能です。
  • Android の初期化は、SD カードの内容をフォーマット対象から外したり、関連づいている Android Enterprise アカウントを強制的に削除したりできるオプションがあります。
  • Windows 10 の場合は Windows 回復環境 (Windows RE) の構成が必要です。また、最新メジャーアップデートを適用した初期化となります。

目次

iOS デバイスを初期化する

1. 「Devices」タブを選択し、初期化したいデバイスを選択します。

2. 「このデバイスの操作」の一覧から「デバイスを初期化」を選択します。

3. 「次へ」を選択します。

4. 各種設定を行い、「OK」を選択します。

項目名説明
eSIM を削除チェックを入れると、eSIM を削除します。
MDM への再登録(Return to Service)チェックを入れると、初期化後、デバイスが自動で MDM 管理下に再登録されます。「MDM 登録時に利用する Wi-Fi サービス構成」の選択が必須です。
監視対象モードのデバイスは監視対象モードとして、非監視対象モードのデバイスは非監視対象モードとして再登録されます。
ADE プロファイルが適用されているデバイスは、そちらが優先されます。
MDM 登録時に利用する Wi-Fi(サービス接続設定プロファイル)サービス接続設定プロファイルのうち、Wi-Fi 設定を1つだけ含んでいるものを設定できます。

5. 「YES」と入力します。

6. 「デバイスを初期化」を選択します。

7. 「OK」を選択すると、デバイスが初期化されます。

なお、「MDM への再登録(Return to Service)」を選択した場合は、デバイスが MDM に再登録され、Devices 画面に再表示されます。

※ADE デバイスの再登録後、「デバイスの詳細情報」に「ADE デバイス情報」が表示されていない場合は、「ADE デバイスの一覧を更新する」を実施してください。手順はこちらをご確認ください。

Android デバイスを初期化する

1. 「Devices」タブを選択し、初期化したいデバイスを選択します。

2. 「このデバイスの操作」の一覧から「デバイスを初期化」を選択します。

3. 「初期化と同時に消去するデータ」を選択します。選択すると、初期化時に SD カードの内容とファクトリーリセットプロテクションデータもフォーマットされます。

※ ファクトリーリセットプロテクションデータとは、デバイスの所有者となる Google アカウント情報など、通常の初期化では残ってしまうデータのことです。Android 6.0 以降の Android Enterprise デバイスでのみ選択、実行が可能です。

4. 「実行」を選択します。

5. 「OK」を選択します。

6. 「YES」と入力します。

7. 「デバイスを初期化」を選択します。

8. 「OK」を選択すると、デバイスが初期化されます。

Windows デバイスを初期化する

1. 「Devices」タブを選択し、初期化したいデバイスを選択します。

2. 「このデバイスの操作」の一覧から「デバイスを初期化」を選択します。

3. 必要な場合は、「初期化が完了するまで繰り返し実行する」を選択します。選択することで、初期化中に再起動をおこなうと、初期化がキャンセルされてしまう事象を回避できます。

3. 「実行」を選択します。

4. コマンド実行画面で「OK」を選択します。

5. 「YES」と入力します。

6. 「デバイスを初期化」を選択します。

7. 「OK」を選択すると、デバイスが初期化されます。

macOS デバイスを初期化する

1. 「Devices」タブを選択し、初期化したいデバイスを選択します。

2. 「このデバイスの操作」の一覧から「デバイスを初期化」を選択します。

3. 「ロック解除用パスコード」を入力します。

※「ロック解除用パスコード」は、初期化後に OS を再インストールするための回復コードになります。任意の数字6桁を入力してください。

4. 「実行」を選択します。

5. 「OK」を選択します。

6. 「YES」と入力します。

7. 「デバイスを初期化」を選択します。

8. 「OK」を選択すると、デバイスが初期化されます。