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Android では、Android Enterprise を利用している場合、アプリに対してユーザー ID やパスワードを設定したり、アプリ内で利用可能な機能の制限をおこなうことが可能です。

また Android Enterprise を利用していない場合も、利用可能なアプリやシステムアプリを制限する「アプリ制限プロファイル」が利用可能です。

目次

アプリ権限設定プロファイル

Android Enterprise にて承認されているアプリに対して、各アプリごとに権限を設定するプロファイルを作成します。

※ MDM Agent for Android ver.2.3.0以上のみ、ご利用いただけます。
※ Android Enterprise をご利用ではない場合、プロファイルは作成できますが適用されません。

手順:アプリごとに権限を制限するプロファイルを作成する

1. 「Settings」を選択します。

2. 「Mobile Device Management」から「Android」を選択します。

3. 「アプリ権限設定プロファイル」の「新規プロファイルを作成」を選択します。

4. 各項目の設定をおこない、「追加」を選択します。

プロファイル名※必須作成するプロファイルの名前を入力します。
説明作成するプロファイルの説明を入力します。
アプリケーション※必須設定したいアプリを選択します。
権限Android Enterprise 登録情報より取得した権限が表示され、各権限の設定をおこないます。
※ 各権限に関しては、Android Enterprise から情報を取得し、アプリによって設定権限項目が能動的に変化します。

アプリ管理設定プロファイル

Android Enterprise にて承認されているアプリに対して、各アプリごとに機能を制限するプロファイルを作成します。

※ MDM Agent for Android ver.2.3.0以上のみ、ご利用いただけます。
※ Android Enterprise をご利用ではない場合、プロファイルは作成できますが適用されません。

「アプリ管理設定プロファイル」のインストールコマンドは廃止となりますので、作成後は「アプリ構成ポリシー」をご利用ください。

手順:アプリごとに機能を制限するプロファイルを作成する

1. 「Settings」を選択します。

2. 「Mobile Device Management」から「Android」を選択します。

3. 「アプリ管理設定プロファイル」の「新規プロファイルを作成」を選択します。

4. 各項目の設定をおこない、「追加」を選択します。

プロファイル名※必須作成するプロファイルの名前を入力します。
説明作成するプロファイルの説明を入力します。
アプリケーション※必須設定したいアプリを選択します。
権限Android Enterprise 登録情報より取得した権限が表示され、各権限の設定をおこないます。
※ 各権限に関しては、Android Enterprise から情報を取得し、アプリによって設定権限項目が能動的に変化します。

作成したアプリ管理設定プロファイルは「アプリ構成ポリシー」に設定します。

アプリ制限プロファイル

デバイスにインストールされたアプリの起動を制限するための設定プロファイルを、CLOMO PANEL の「Settings」画面より作成します。

手順:アプリの起動を制限する設定プロファイルを作成する

1. 「Settings」を選択します。

2. 「Mobile Device Management」から「Android」を選択します。

3. 「アプリ制限プロファイル」から「新規アプリ制限を作成」を選択します。

4. 表示された設定項目を入力し、「追加」を選択します。

アプリ制限設定対象デバイス
アプリ利用制限ポリシーAndroid Enterprise 機能を利用して管理しているデバイス
仕事領域のアプリ利用制限ポリシーWork Profile on company-owned モードWork Profile on personally-owned モード、COMP モードで仕事領域を作成しているデバイス
レガシーなアプリ利用制限ポリシーレガシーモードのデバイス

Android Enterprise 機能を利用して管理しているデバイスでは、レガシーなアプリ利用制限ポリシーは無効になります。

アプリ利用制限ポリシーの設定画面

仕事領域のアプリ利用制限ポリシーの設定画面

ダウンロード拒否リストの一覧を CSV 形式でダウンロードします。
アプリを追加する入力欄に起動不可にしたい対象アプリのパッケージ名を入力し、「+アプリを追加する」を選択します。パッケージ名の取得方法は、「パッケージ名の照会(Android)」をご参照ください。
アプリ利用ポリシーからアプリを追加するアプリ利用ポリシーに追加しているアプリケーションを取得します。
ファイルからアプリを追加するCSV ファイルをアップロードして追加します。

レガシーなアプリ利用制限ポリシーの設定画面

権限フィルター
チェックを付けた権限を持つアプリケーションの起動を制限します。
例外的に起動可能なアプリケーション
ダウンロード許可リストの一覧を CSV 形式でダウンロードします。
アプリを追加する入力欄に起動不可にしたい対象アプリのパッケージ名を入力し、「+アプリを追加する」を選択します。パッケージ名の取得方法は、「パッケージ名の照会(Android)」をご参照ください。
アプリ利用ポリシーからアプリを追加するアプリ利用ポリシーに追加しているアプリケーションを取得します。
ファイルからアプリを追加するCSV ファイルをアップロードして追加します。

アプリ制限プロファイルにおけるパッケージ名の入力は、「+ファイルからアプリを追加する」から CSV インポートができます。

CSV フォーマット

項目入力制限
パッケージ名※必須・最大100文字
・利用可能文字:半角英数、「.」「-」「_」
※ パッケージ名の参照方法は、「パッケージ名の照会」をご参照ください。
説明文最大255文字

※文字コードは、UTF-8と Shift_JIS に対応しております。

※Android Enterprise をご利用の場合、プリインストールされているシステムアプリを対象アプリに指定すると、起動不可のアプリケーションとして制限されない場合があります。

アプリ利用ポリシー

CLOMO 管理下にあるすべての Android デバイスに対し、利用許可するアプリと、利用禁止するアプリを定めた運用ルールを設定します。

1.「Settings」を選択します。

2.「Mobile Device Management」から「Android」を選択します。

3.「基本設定」を選択します。

4.「アプリ利用ポリシー」の「構成する」を選択します。

5.「利用を許可するアプリ」または「利用を制限するアプリ」を選択します。

※ ここでは「利用を許可するアプリ」を選択した場合の設定手順を説明します。アプリケーションの登録の流れは同じです。

6.アプリの設定を「個別に設定」または「CSV インポート」から選択できます。

アプリを個別に設定する

まずは「個別に設定」する手順を説明します。

1.「個別に設定する」を選択してください。

2.「アプリケーション ID」を入力します。

※ アプリケーション ID の参照方法については「アプリケーション ID を確認する」をご参照ください。

3.「利用を許可するアプリを追加する」を選択します。

4.「保存」を選択すると、アプリ利用ポリシーの設定は完了です。

アプリを CSV ファイルインポートで設定する

1.「CSV インポート」を選択します。

2.「ファイルを選択」から、インポートする CSV ファイルを選択します。

CSV ファイル書式

※ ヘッダーの作成は必要ありません。

アプリケーション IDアプリケーション ID の参照方法については「アプリケーション ID を確認する」をご参照ください。

CSV ファイル作成例

com.google.Maps
com.getdropbox.Dropbox

3.「保存」を選択すると、アプリ利用ポリシーの設定は完了です。

アプリの権限委譲

CLOMO からアプリの権限委譲をおこなう

CLOMO MDM から他のアプリ対して、MDM で利用している権限の一部を委譲することができます。

※ CLOMO MDM Agent for Android には権限委譲のコマンドを実行することができません。
※ レガシーモードデバイスや COMP モードデバイスに対しては権限情報を渡すことができません。

1. Applications 画面を選択します。

2. 権限を委譲したいアプリを選択します。

3. 「このアプリケーションの操作」から「CLOMO からアプリに権限を委譲」を選択します。

4. 権限を委譲したい内容を選択します。(複数選択可)

※ 「セキュリティログの権限」では以下の OS に該当する場合のみ、デバイスに権限委譲されます。
Fully Managed Device モード / Dedicated device モード / Work Profile on company-owned モードで OS 12 以上の場合

※「ネットワークログの取得」では以下の OS に該当する場合のみ、デバイスに権限委譲されます。
・Fully Managed Device モード / Dedicated device モードで OS 10 以上の場合
・Work Profile on personally-owned モード / Work Profile on company-owned モードで OS 12 以上の場合

5. 「実行」を選択します。

6. 「OK」を選択します。

7. コマンド実行後、再度該当アプリを選択すると右側に「委譲された権限」が表示されます。

本設定は、新規でキッティングするデバイスに対して権限委譲することができます。既に CLOMO 管理下に登録中のデバイスには適用されません。

アプリの権限委譲を取り消す

権限委譲をおこなったアプリは、権限委譲を取り消しすることができます。

※ 委譲した権限をデバイス側から剥奪することはできません。

1. Applications 画面を選択します。

2. 権限委譲を取り消したいアプリを選択します。

※ 「セキュリティログの権限」では以下の OS に該当する場合のみ、デバイスに権限委譲されます。
・Fully Managed Device モード / Dedicated device モード / Work Profile on company-owned モードで OS 12 以上の場合

※「ネットワークログの取得」では以下の OS に該当する場合のみ、デバイスに権限委譲されます。
・Fully Managed Device モード / Dedicated device モードで OS 10 以上の場合
・Work Profile on personally-owned モード / Work Profile on company-owned モードで OS 12 以上の場合

3. 「このアプリケーションの操作」から「CLOMO からアプリに権限を委譲」を選択します。

4. 取り消したい権限委譲内容のチェックを外します。

5. 「実行」を選択します。

6. 「OK」を選択します。

7. コマンド実行後、再度該当アプリを選択し「委譲された権限」の内容が更新されていれば設定が完了です。

本設定は、新規でキッティングするデバイスに対してから、更新された権限委譲を適用することができます。既に CLOMO 管理下に登録中のデバイスには適用されません。