2023.09.25 「iOS 17 新機能まとめ | 新機能とその制限方法についてご紹介 ~前編~」

いつも CLOMO をご利用いただきありがとうございます。
カスタマーサクセス担当の宮﨑と申します。

9月19日に登場した iOS 17 では様々な新機能が実装されました。
今回の記事では、iOS 17 の新機能をご紹介いたします。CLOMO MDM を利用した機能制限方法もお伝えいたしますので、iOS デバイスを管理されている方はぜひご覧ください！

連絡先ポスター/メッセージ機能の強化

iOS 17 では、電話の機能が大幅にアップデートされました。こちらでは、特徴的な2つの機能強化についてご紹介します。

連絡先ポスター

電話の着信時に相手に表示される内容をカスタマイズできる「連絡先ポスター機能」が登場しました。

画像のようにユーザー自身で自由に見た目をカスタマイズすることができます。
この連絡先ポスターは他社製の通話アプリでも利用できることがポイントです。
本機能はデバイスに Apple ID が設定されていることで利用が可能となります。そのため MDM で本機能の利用を制限されたい場合は、制限設定プロファイルの「アカウント設定の変更を許可（監視対象のみ）」を「許可しない」として Apple ID を利用させない運用をご検討ください。

メッセージ機能の強化

iOS 17 ではメッセージ機能も大幅に強化されています。
新機能「安否確認機能」では、ユーザーが登録した目的地に無事に到着したとき、あらかじめ指定しておいた連絡先に自動で通知を送ることができます。業務用 iPhone での安否確認用の手段の一つとして、この機能をご参考にしてください。

※ 出典：iOS 17でiPhoneがよりパーソナルで直感的に（Apple 社サイト）

スタンバイ機能

充電中の iPhone を横向きに置くと、カレンダーや時計、写真をスライドショーで表示させることができるようになりました。

※ スタンバイ中の時計表示

画像のように、遠くからでも「時計」がはっきりと自動表示されます。
例えば、店舗設置型の iPhone にご利用いただける機能かと思います。

CLOMO MDM の「ホーム画面レイアウト設定プロファイル」や「壁紙」を設定していた場合でも、本機能には影響しないことを確認しています。

NameDrop 機能

AirDrop の新機能「NameDrop 」では、iPhone 同士、または iPhone と Apple Watch を近づけるだけで、連絡先情報や写真を簡単に共有できます。
非常に便利な機能ではありますが、デバイス同士を近づけるだけで簡単に情報交換ができるということから、業務用のデバイスに登録されている会社の連絡先情報が漏洩するリスクが考えられます。
情報漏洩対策としてこの機能を制限したい場合、CLOMO MDM の「制限設定プロファイル」を使用して「AirDropの利用を許可しない」設定を行うことで、AirDrop の一部であるNameDrop の機能も制限できます。