いつも CLOMO をご利用いただきありがとうございます。
カスタマーサクセス担当の石村です。
昨年 12月18日に「スマホソフトウェア競争促進法」(通称:スマホ新法)が全面施行されました。実際に日本でも利用可能となったサードパーティ製アプリストアである AltStore(オルトストア)について、利用するための条件や、制限するための必要項目などを確認しましたので、ご紹介いたします。
※ 本記事は、2026年1月時点に行った動作確認の内容を元に構成されています。
前回の記事:スマホ新法の全面施行へ。 CLOMO で今から備えませんか?
目次
- サードパーティ製アプリストア:AltStore(オルトストア)とは
- AltStore(オルトストア)を利用するための条件
- CLOMO MDM で制限するにはどうすれば良い?
- (参考)AltStore(オルトストア)からインストールしたアプリと App Store アプリの違い
- まとめ
サードパーティ製アプリストア:AltStore(オルトストア)とは
サードパーティ製アプリストアとは、Apple 社が提供する App Store 以外の経路で、アプリを配信・インストールできる「アプリストア」を指します。
通常、iPhone や iPad では App Store を通じてアプリをインストールし、企業利用では Apple Business Manager(ABM)と MDM を連携させた管理されたアプリ配布が一般的です。また、これまでもインハウスアプリなど、例外的に App Store を介さない配布方法は存在していました。
一方で AltStore は、一般ユーザーが利用できる「App Store 以外のアプリストア」として機能する点が特徴で、サードパーティ製アプリストアの代表例といえます。
一つの特徴として、サードパーティ製アプリストアは Apple 社の審査プロセスを経ていないアプリが含まれる可能性があるため、企業利用する・しないの判断を慎重に行う必要があります。
AltStore(オルトストア)を利用するための条件
管理者の皆様は、AltStore を利用させないための条件の方に興味があると思いますが、まずは利用するための条件についてご紹介します。
- iOS・iPadOS 26.2 以上
- アプリのインストールが許可されている(代替マーケットプレイスからのアプリのインストールも許可されている)
- Web サイトからのアプリのインストールが許可されている
- Apple Account が設定されている(Managed Apple Account も可能)
上記、”全て”の要素が満たされている場合に、AltStore を Web サイトからダウンロードしてデバイスにインストールすることが可能です。
Web 上からアプリのインストール操作を行うと、iOS デバイスの設定アプリに遷移を促され、設定アプリ経由でインストールが行われます。

インストールが完了するとホーム画面にアイコンが追加され、以降は App Store と同じようにアプリストアとして機能し、そこから様々なアプリをインストールすることができます。

CLOMO MDM で制限するにはどうすれば良い?
では、実際に AltStore の利用を制限させるための方法についてご紹介します。イメージとしては上記でご紹介した要素を制限することで対応します。
- Apple Account の設定を制限する
- Webサイトからのアプリのインストールを制限する
- アプリのインストールを制限する(代替マーケットプレイスからのアプリのインストールを制限する)
基本的には、上記 3 つのどの方法でも制限が可能です。
なお、iOS・iPadOS を、26.2 へのアップデートさせないことでも AltStore の利用を禁止することができますが、OS アップデートを制限しつづけることは現実的ではないため、ここでは割愛します。
Apple Account の設定を制限する
制限設定プロファイルの「アカウント設定の変更を許可」の項目を利用し、Apple Account の登録を制限する方法です。
Apple Account が無い状態で、AltStore のインストールを試みると、エラーが表示されます。

Webサイトからのアプリのインストールを制限する
CLOMO PANEL Ver.1.99.0 で、制限設定プロファイルに新たに実装された項目「Webサイトからの App のインストールを許可」を利用して制限する方法です。
制限された状態で、AltStore のインストールを試みると、明確に Web からアプリがインストールできない旨が表示されます。

アプリのインストールを制限する(代替マーケットプレイスからのアプリのインストールを制限する)
最後は、アプリのインストールそのものを制限する方法です。制限設定プロファイルの構成では、以下のようになっています。
- App のインストールを許可
- App Store からの App のインストールを許可
- App の自動ダウンロードを許可
- 代替マーケットプレイスからの App のインストールを許可
まず、大元の「App のインストールを許可」そのものを制限している場合、AltStore のインストールは制限されます。

※上の画像のように「App のインストールの許可」のチェックが外れていれば、「代替マーケットプレイスからの App のインストールを許可」にチェックが入っていたとしても制限されます。
次に、App Store は自由に使わせたいが、AltStore のみ制限したい場合です。この場合「代替マーケットプレイスからの App のインストールを許可」のみチェックを外すことで制限することができます。

このように、AltStore は、Web サイトから直接インストールするアプリですが、「App のインストールを許可」や「代替マーケットプレイスからの App のインストールを許可」を制限することでも、利用を禁止することができます。
デバイスに表示されるエラーは、Apple Account 未設定時と同じものとなります。

(参考)AltStore(オルトストア)からインストールしたアプリと App Store アプリの違い
CLOMO PANEL から確認することができる「アプリケーション情報」としては、違いがありませんでした。(他の App Store アプリと同じように表示されます)

なお、アプリ利用ポリシーで検知されること、および制限設定プロファイルの「Appの使用を制限」する項目で、アプリを非表示化できることを確認しております。
まとめ
実際に確認してみた感想として、Apple Account を利用せず VPP アプリを主体で運用されている場合は、基本的に影響がなさそうだと安堵した一方で、App Store からアプリをインストールすることができない Managed Apple Account でも、AltStore は利用することができた点に、とても驚きました。
今後、AltStore を始めとするサードパーティ製アプリストアをビジネス活用することが出来るのかはまだ分かりませんが、新たな情報が確認できましたら、続報としてご紹介させていただきます。
最後に、ここまでお読みくださいまして、ありがとうございます。
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株式会社アイキューブドシステムズ CLOMO お役立ち情報コラム担当