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監視ポリシーの「その他」にある「EraseNow」を「1」に設定した場合に、その消去する内容の設定したものが「消去設定」です。

目次

消去設定を作成する

監視ポリシーで EraseNow タグを設定した場合、消去設定を利用できます。消去設定とは、ポリシー違反になった場合に設定内容に基づいてファイル/フォルダー/レジストリーの消去をおこなう設定です。

消去設定の作成手順は、以下のとおりです。

1. CLOMO PANEL の「Settings」を選択します。

2. 「Mobile Device Management」の「OneBe設定」より、「…新規OneBe設定を作成」を選択します。

3. 表示された画面の「消去設定のテンプレート」を選択すると、テンプレートの XML ファイルがダウンロードされます。

4. 各指定を加え編集した XML ファイルを「アップロード」します。

5. 「保存」を選択して完了です。

消去設定のテンプレートを変更せずに使用すると、想定外のファイル/フォルダー/レジストリーを削除することになりますので、運用される際にはご注意ください。

XML を構成する設定項目

消去設定はタグとマクロで指定できます。消去設定のテンプレート XML は、「消去対象」「消去除外対象」の2つから構成されています。

消去対象 消去対象の項目を設定します。
消去除外対象 消去対象から除外したい項目を設定します。

本ページに記載していないタグの変更はおこなわないでください。正常に設定ファイルが作成されない可能性があります。

変更タグ

タグ 説明
delete 消去したいファイル/フォルダー/レジストリーを登録します。(※)
exclusion 消去から除外したいファイル/フォルダーを登録します。(※)
objs 消去対象、もしくは消去除外対象のファイル/フォルダー/レジストリーを登録します。
path 消去対象、もしくは消去除外対象のファイルやフォルダーを指定します。(※)
reg 消去対象のレジストリーを指定します。

※ 属性値の変更は、おこなわないで下さい。

変更マクロ

マクロ 説明 マクロ展開例
|ENV_SYSTEMDRIVE| システムの起動ドライブ C:\
|ENV_DESKTOP| 全ユーザーのデスクトップ C:\Users{ユーザー名}\Desktop
|ENV_MYDOCUMENTS| 全ユーザーのマイドキュメント C:\Users{ユーザー名}\Documents
|ENV_OE| Outlook Express のメールデータとアドレス帳データ(※1) C:\Documents and Settings\user\Local Settings\Application Data\Identities{SID}
|ENV_LIVEMAIL| Windows Live Mail のメールデータとアドレス帳データ(※1) C:\Users{ユーザー名} \AppData\Local\Microsoft\Windows Live Mail
|ENV_OUTLOOK| Outlook のメールデータとアドレス帳データ(※1)(※2) C:\Users{ユーザー名} \AppData\Local\Microsoft\Outlook
|ENV_MODERNMAIL| Windows8.x のモダンアプリメール(※3)(※4) C:\Users{ユーザー名} \AppData\Local\Packages\microso ft.windowscommunicationsapps_8 wekyb3d8bbwe
|ENV_ANYUSERS| 全ユーザーのフォルダー C:\Users{ユーザー名}
|ENV_FAVORITES| ブラウザのお気に入り設定 C:\Users{ユーザー名}\Favorites
|ENV_TEMP| Windows の Temp フォルダー(環境変数 TEMP または TMP で指定しているフォルダー)  
|ENV_RECYCLEBIN| ゴミ箱内のファイル  

※1 ログオン中のユーザーデータが対象です。
※2 Outlook は、PST メールと Exchange メール (OST)のどちらにも対応しています。
※3 Exchange メールのみ対応しています。
※4 消去を実行するとメールアプリケーション、および関連するいくつかのアプリケーション がアンインストールされるため、再度利用するためにはストアから再インストールする必要があります。

ファイルパスは「円記号(¥)」ではなく、「バックスラッシュ()」を使用してください。Windows の場合は、メモ帳でフォントを「Segoe UI Symbol」に設定してご確認ください。