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CLOMO MDM では、どの組織の誰が、どのようにスマートデバイスを利用しているかを把握した上で、効率的なデバイスの運用が可能です。

基本的な機能としては、MDM サーバーの管理下にある複数デバイスに対して、リモートワイプ・ロックなどの遠隔制御機能や、デバイスの各種設定を記述したプロファイルの強制かつ遠隔でのインストール機能を提供します。これらの機能により、デバイスの紛失・盗難の際の情報漏洩を防ぎ、社内のセキュリティポリシーに沿った形でのデバイス運用が可能になります。

また、MDM により収集されたデバイス情報および MDM のコマンドログは、CSV データで一括エクスポートする事ができます。

CLOMO でできること

利用ユーザーに意識させることなく情報の取得ができたり、盗難・紛失時の緊急対策がおこなえます。

設定対象

機能 詳細 iOS Android Windows macOS 備考
キッティング関連 一台ごとの個別設定  
デバイス全体への一括設定  
グループ毎への一括設定  

情報取得

機能 詳細 iOS Android Windows macOS 備考
インベントリ情報 製品名  
電話番号  
OS バージョン  
IMEI 番号  
シリアル番号
UDID
Android は SerialNo
Wi-Fi-MAC Android 6 以上は不可
Bluetooth-MAC  
構成情報 所有者名称 ユーザー情報の関連付け必須
メールアドレス  
証明書情報  
ストレージ容量  
インストールアプリ名  
インストールアプリバージョン  
ステータス 紛失デバイス  
廃棄済デバイス  
最終通信  
位置情報(4G/Wi-Fi) iOS では CLOMO MDM Agent for iOS が必須
位置情報(GPS)

デバイス操作

機能 詳細 iOS Android Windows macOS 備考
緊急時対応 リモートロック  
リモートロック解除  
リモートワイプ  
位置情報(GPS)の取得 iOS では CLOMO MDM Agent for iOS が必須
紛失モードの設定 iOS では監視対象の設定が必須
紛失モードの解除  
ローカルロックの設定  
ローカルロックの解除  
リモート再起動  
利用 SIM の監視 Android 5 以下、ガラホは不可
通常対応 構成プロファイルの配布  
構成プロファイルの削除  

iOS や Android や Windows など、さまざまな OS のデバイスを使用している場合でも、同一環境、同一画面で管理できます。

なお、複数 OS のデバイスを MDM 管理下に登録した場合、CLOMO PANEL の 「Devices」画面左側のフィルター「デバイス種類」より、iOS、Android、Windows など OS の種別や、OS バージョンで絞込みができます。

別途、任意でタグを作成したり、デバイスに関連付けられた組織等での絞込みもできます。

各 OS ごとに可能な操作や機能については、以下のページをご参照ください。

CLOMO でできないこと

OS の仕様上対応できない機能や、デバイスの操作が必要なものが主になります。

デバイスの操作ログの取得

「いつ、どのアプリを起動した」などのデバイス操作ログは OS の仕様上提供されない情報のため、MDM では取得できません。

デバイスの遠隔操作

電源をオフにする、Wi-Fi のオンオフをおこなうなど、デバイス本体の操作は遠隔ではできません。
利用を禁止する(Wi-Fi をオンにできない)などの機能制限は可能です。

※ 各 OS によって制限できる機能内容は異なります。

アプリの強制起動

管理者の指定したアプリケーションを、ユーザーに無許可で強制的に起動することはできません。

海外で現地の SIM カードを使用した デバイスの管理

国内・海外を問わず、インターネットに接続できる環境で、CLOMO MDM 利用のためのネットワーク要件を満たしていれば、基本的にすべての機能を利用できます。

ただし、中国国内など Google 社や Apple 社のネットワークを遮断、または規制している国については APNs Push / GCM Push が利用できないため、MDM による管理がおこなえません。

そのため、そういった海外においては、以下のようなパターンでの利用ができません。

  • 現地国内キャリア発行の SIM カードが挿入されている
  • 現地国内の Wi-Fi や LAN ネットワークを利用している