いつも CLOMO をご利用いただきありがとうございます。
カスタマーサクセス担当の友山と申します。
大型連休中は外出の機会が増え、スマホなどの社用デバイスを紛失するリスクも高まります。
今回のコラムでは、CLOMO MDM を使って紛失時の被害を最小限に抑えるための事前対策と対応方法をご紹介します。
もしものときに慌てないために、チェックしておきましょう。
目次
もしもに備える事前設定
デバイスを紛失した際に発見の可能性を高める設定や、情報漏洩のリスクを抑えるための事前対策をご紹介します。
パスコードの入力に一定回数失敗すると初期化・ロックがかかる設定
管理者が設定した回数を超えてパスコードの入力に失敗した場合に、自動で初期化やロックをかける機能があります。
本機能を利用することで、デバイスがオフライン状態で紛失モードを利用できない状況でも情報漏洩リスクを軽減できます。


詳細は「パスコード設定プロファイル」「パスワード入力失敗制御ポリシー」をご参照ください。
位置情報を定期的に取得する設定(Android)
デバイスを紛失してから位置情報を取得することも有効ですが、圏外やバッテリー切れなどにより取得できないケースも考えられます。
普段から位置情報を定期的に取得する設定を有効にしておくことで、最後に記録された位置情報を手がかりに、デバイスの位置を特定しやすくなります。

詳細は「Android 位置情報を取得する」をご参照ください。
なお、iOS デバイスも位置情報の定期取得設定は可能ですが、強制的に取得することはできません。ご利用の際はこの点にご注意いただき、補助的な手段としてご検討ください。
紛失時の対応方法
デバイスを紛失した際のおすすめの対応方法をご紹介します。
まずは「紛失モード」に設定しましょう。紛失モードにすると、デバイス側の操作では解除できない強制ロックがかかります。また、管理者が指定したメッセージと連絡先番号を表示させることができます。

※ 画像は iOS の場合です。
詳細は「iOS デバイスを紛失モードに設定する」「Android デバイスを紛失モードに設定する」をご参照ください。
加えて、紛失時および紛失後の状況によっては [デバイスを初期化] コマンドの追加実行もおすすめします。
紛失モード中に実行した初期化コマンドには、有効期限がありません。もし悪意をもった第三者にデバイスを拾われた場合も、ネットワークに接続されたタイミングでコマンドが届いて初期化されるため、情報漏洩を防ぐことができます。
なお、[ デバイスをロック ] コマンドは、デバイスをロック画面に戻すコマンドです。
紛失モードのように完全に操作不能にしたり、画面にメッセージを表示したりすることができないため、紛失時の対応としては、より強力な操作制限がかかる「紛失モード」の利用をおすすめします。
リモートオペレーションサービス(24/365)のご紹介
リモートオペレーションサービス(24/365)は、休日や深夜など自社のデバイス管理者と連絡が取れない時間帯にデバイスの紛失や盗難が起こった場合でも、代行でリモート対応を実施できるオプションサービスです。
デバイス紛失対策と併せて、ぜひご利用をご検討いただけますと幸いです。
詳細は「リモートオペレーションサービス(24/365)とは」「CLOMO 管理者様への支援サービス一覧」もご参照ください。

今回のコラムでは、デバイス紛失をテーマに、事前対策や対処方法、役立つオプションサービスについてご紹介いたしました。
貴社のデバイス運用において、本情報がお役に立てれば幸いです。
株式会社アイキューブドシステムズ CLOMO お役立ち情報コラム担当