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アプリケーションの自動インストールが失敗する原因は、大きく分けて、以下の 4 つのパターンが考えられます。

  • 対象デバイスが利用条件を満たしていないケース
  • VPP アプリライセンスの付与がおこなえなかったケース
  • アプリのインストール通知コマンドがデバイスに到達していないケース
  • インストールするアプリサイズの影響を受けているケース

それぞれにおいて、考えられる原因と対応方法をご紹介します。

対象デバイスが利用条件を満たしていないケース

VPP アプリケーションの自動インストールを利用する場合は、デバイスが「監視対象モード」であり、かつ iOS 9.0以降であることが必要です(iOS 9.0未満でも、インハウスアプリの自動インストールはできます)。

デバイスが条件を満たしていない場合、条件を満たすようにご対応ください。

iOS デバイスが監視対象デバイスであるかを確認する方法
iOS デバイスを監視対象モードに設定する方法

VPP アプリライセンスの付与がおこなえなかったケース

VPP アプリライセンスの枯渇により、デバイスに対してライセンスを付与できない場合に該当します。

また、VPP アプリライセンスに余剰がある場合でも、一時的な Apple 社(iTunes サーバー)側の処理遅延により、デバイスに対して、VPP アプリライセンスの付与が滞ってしまう場合もあります。

どちらの場合も、別途、手動で VPP アプリをインストールする必要がありますので、以下の FAQ を参考にご対応ください。

VPP アプリライセンスの不足によりアプリの自動インストールに失敗した場合の対応方法

アプリのインストール通知コマンドがデバイスに到達していないケース

CLOMO サーバーでは、アプリの自動インストール処理が正常におこなわれたが、デバイス側がアプリのインストール通知コマンドを受領できていない場合が該当します。

一時的な事象であると考えられますので、デバイスのネットワーク切り替え(機内モードへの ON/OFF や、Wi-Fi の ON/OFF)、デバイス再起動などをおこない、MDM コマンドの受領を促してください。

もし、上記の方法でも改善されない場合は、以下の FAQ も参考にしてください。

iOS デバイスでコマンドを受け取れない原因について

なお、アプリの自動インストールコマンドは、ほかの MDM コマンドと同様に、7日間は CLOMO サーバーに保持されます。

しかし、8日目以降は当該コマンドも無効化されます。
キッティング直後にデバイスの電源が落とされ、7日間以上保管されたデバイスに対してはアプリの自動インストールがおこなわれませんので、ご注意ください。

アプリの自動インストールがおこなわれない場合は、別途手動でのアプリのインストールをご対応ください。

VPP アプリケーションを手動でインストールする方法

インストールするアプリサイズの影響を受けているケース

iOS の仕様上、150 MB 以上の容量のアプリは、モバイルデータ通信ではアプリのダウンロード/インストールがおこなえず、Wi-Fi 接続が必要です。

そのため、アプリがグレーアイコン表示のまま「待機中」から進まない場合が、こちらのケースに該当します。


Wi-Fi 接続に切り替えることで処理が継続されますので、ネットワーク回線を変更のうえで、必要に応じてデバイス再起動などをおこない、操作を継続してください。

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