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ご利用いただいている CLOMO MDM Agent Enterprise for iOS では、メッセージ通知などの機能を実行するために、証明書やプロビジョニングプロファイルを利用しています。
各ファイルは「アプリケーションビルド依頼ウィザード」「Apple Developer Enterprise Program メンバーセンター」を利用し、更新、作成した後、各ファイルをアップロードして「CLOMO PANEL」にて配布します。
ビルド用証明書の有効期限は「3年間」、プッシュ通知用証明書やプロビジョニングプロファイルの有効期限は「1年間」となるため、継続してご利用いただくためには更新作業が必要です。

年次更新作業について

「ビルド用証明書」「プッシュ通知用証明書」「プロビジョニングプロファイル」の更新について、各証明書の有効期限の確認をおこない、期限切れの前に必ず更新のお手続きをお願いします。

アプリビルドに使用する各種証明書の有効期限の確認方法について

アプリビルドの際には、以下の3つのファイルを使用し、それぞれ以下の方法で有効期限を確認することができます。

・ビルド用証明書 cer ファイル、または p12ファイルをダブルクリックし、PC にインポートすることで確認できます。

※ 有効期間は、発行から3年です。

・プッシュ通知用証明書 cer ファイル、または p12ファイルをダブルクリックし、PC にインポートすることで確認できます。

※ 有効期間は、発行から1年です。

また、アプリビルド完了時に、弊社からビルド完了のメールを送信しますが、そちらにも各種証明書の有効期限を記載しておりますので、ご確認ください。

※ 証明書の有効期間は、Apple 社の仕様変更により変更される場合があります。

アプリビルドに必要な各種証明書の有効期限が切れた場合のアプリの挙動について

アプリケーションビルドに必要な各種証明書(ビルド用、プッシュ通知用、プロビジョニングプロファイル)の有効期限が切れた場合、それぞれ以下のような影響があります。

ビルド用証明書の有効期限が切れた場合(有効期限:3年)

  • ADEP でプロビジョニングプロファイルが作成できない
  • 年次更新が完了したアプリがアップデートできない
  • アプリケーションが起動できなくなる

プッシュ通知用証明書の有効期限が切れた場合(有効期限:1年)※

  • 年次更新が完了したアプリを「有効化」した場合、デバイスに届かず、アップデートに気付けない
  • 管理者が「メッセージ通知」を送信しても、デバイスに届かない

※ プッシュ通知用証明書の年次更新をおこなった場合、有効期限は1年1ヵ月です。

プロビジョニングプロファイルの有効期限が切れた場合(有効期限:1年)

  • 年次更新が完了したアプリがアップデートできない
  • アプリが起動できなくなる

多くの場合、プッシュ通知用証明書とプロビジョニングプロファイルを同日に作成することが多いため、ほぼ同時期に有効期限が切れてしまいます。

プロビジョニングプロファイルが有効期限切れになると、アプリが起動不可となり、再インストールが必要となります。

各種証明書の有効期限にはご注意ください。

プッシュ通知証明書について

別の Apple ID を使って MDM プッシュ通知用証明書の年次更新作業をおこなうには

MDM プッシュ通知用証明書の年次更新作業には、現在利用中のプッシュ通知用証明書(UID が同一の証明書)の更新が必要です。

そのため、別の Apple ID で更新作業をおこなうことはできません(別の Apple ID では利用中のプッシュ通知用証明書が表示されないため)。

もし、MDM プッシュ通知用証明書の更新時に別の Apple ID を用いて更新作業を実施した場合、デバイスに登録している証明書とサーバー上の証明書の情報が異なり、デバイスと CLOMO の疎通が取れなくなります。

この場合、管理下のすべての iOS デバイスで MDM 構成プロファイルの再インストール(管理下への再登録)作業が必要となりますので、ご注意ください。

なお、別の Apple ID で更新作業を実施してしまった場合、改めて本来の Apple ID で更新作業をおこなうことができれば、デバイスとの疎通は回復しますので、MDM 構成プロファイルの再インストール作業は不要となります。

年次更新作業の手順

※今回の作業にてビルド用証明書の更新をおこなわない場合、または既に更新済みの場合、「アプリケーションビルド依頼ウィザードを起動する」の手順はスキップしてください。